どの業界でも活躍できる人になるために「身につけたい基礎スキル」
常に意識し鍛え続けることが大切
大事なことは、日々自分のポータブルスキルについて意識し、鍛えることです。あなたが今取り組んでいる業務の、根底にあるスキルについて、考えてみてください。
例えば、仕事の進め方について。みんなの意見を取り入れ、調和しながらひとつの意見に集約していくことが得意なのか、それとも自らアイディアを出して周囲を説得させ、巻き込みながら実現していくことが得意なのか。
ポータブルスキルを意識することで、何が足りないのか、何を鍛えるべきなのかが見えてきます。そして、どんどん磨かれていきます。
そのポータブルスキルは、業界を越えた時に、どうやったら転換、転用できるのでしょうか。そのような視点で考えれば、あなたの可能性は一気にぐんと広がり、今まで見えなかった景色が見えるはずです。
煮詰まったらプロの力を借りてみる
とはいえ、自分では、どんなスキルが身についているのかよく分からない……。
そんな時は、キャリア相談に行ってみましょう。定期健診で体の状態を明らかにするように、プロの手を借りながら、定期的にキャリアの棚卸しをしておくことも、ひとつの手段。
今築いているキャリアは、長い目で見た場合、自分が目指す次への道へとつながっているものなのかどうか。世の中のニーズに合っているのかどうか。客観的な意見に、気づきを得ることは多いと思います。
時代の変化を恐れる必要はありません。自らのポータブルスキルをしっかり理解し、常にオリジナルの言葉で語れるようにしておきましょう。
<TEXT/長井亮>
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