若者にありがち！ 部屋干しのニオイがキツイ

　続いては、若者男子の一人暮らしにアリがちな部屋干しのニオイ。部署の後輩について「部屋干しのニオイが半端じゃないんです」と嘆くのは、メーカー営業の佐々木直紀さん（仮名・33歳）。

「今、僕が面倒を見ている新入社員D（23歳）は、一人暮らしなのに自分で洗濯して、アイロンまでかけているマメな性格です。ただ、Yシャツ、それにハンカチなのか、靴下なのかわからないけど、すべてがクサすぎるという……」

　さらにその後輩Dさんは、佐々木さんの前では隠していますが、自宅ではタバコを吸っており、タバコ臭が生乾き臭と相まって耐え難いニオイを放っているそうです。

「毎日の服のニオイを嗅ぐ限り、確実に家でも吸っているみたいです。でも、本人に問いただしてみても『吸ってない』と言うので、それ以上突っ込めなくてもやもやしています」

まだ若いからといって油断は禁物

　佐々木さんの会社では、過去に上司にキツく叱られて、鬱になったり、辞めたりする若者が続出したらしく、めったに注意もできないそうです。

「このあいだなんて打ち合わせの時に、取引先の女性たちが、明らかにニオイに気付いて、嫌な顔をしていました。営業成績も悪いし、僕の評価にも響くし、後輩にはっきりと改善を指示したいのですが、素直に注意できなくて本当に悩ましいです」

　怒られ慣れていない若者世代のニオイ問題に困っている上司も意外といるのかもしれません。20代でも油断せずに注意してください。

― 特集・夏のスメハラ恐怖体験 ―

＜取材・文／白戸ミフル　イラスト／デザイア恵利（@desire_eri）＞