なぜ経営者はホノルルマラソンを走るのか?一緒に走って聞いてみた
ビジネスタイムに対応できる時差だから
鈴木敏行さん(仮名/47歳/ECサイト事業経営者)は、毎年東京マラソンにエントリーをしていて、外れたらホノルルマラソンに参加しているようです。
「東京マラソン全然当たらない(泣)。6年前に初めてエントリーした時だけ当選したから、ホノルルマラソンは今回(2018年)で5年連続です」
倍率の高い東京マラソンと比べ、ホノルルマラソンはエントリー者が全員参加でき、当日参加も可能。これも直前までスケジュールが分からない経営者の人たちが多い理由のひとつかもしれません。でもホノルルを選ぶのは他の理由もあるようで……。
「遠隔でもできる仕事なんだけど、日中はちょいちょい対応しないといけないこともあるから、時差が真逆のところへは旅行するのも憚られるんだけど、ハワイは時差もちょうどいいんだよね。あとは湿度が低くて気候が抜群に良いから、日本と比べて身体に負担少なく走れる。もちろん景色に癒やされたり、テンション的なモノも大きいと思うけど」
日本とハワイの時差は19時間なので、時間は日本の5時間後。日本のビジネスタイムの9~18時が、ハワイの14~23時となるため、無理なく対応できる時間帯です。日本からハワイへの移住者が多いのも気候が魅力的なのは大きいですよね。
「罪悪感なくハワイに行けるから」「暇だから」
「そうそう。マラソンは仕事にゆとりができてきたから体力作りで始めたんだけど、ホノルルマラソンは制限時間もないから、気楽に参加できるのもいいよね」
それ以外にも「罪悪感なくハワイに行けるから」とか「暇だから」とか「社員旅行がてら」とかさまざまな理由もありました。
経営者たちがホノルルマラソンに出る理由は、なによりハワイの魅力によるモノが大きいんだなと感じました。
<TEXT/白戸ミフル>
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