なぜ経営者はホノルルマラソンを走るのか?一緒に走って聞いてみた
こんにちは、ライターの白戸ミフルです。突然ですが、経営者たちが集まる意外な場所って知ってますか?
シャンパンバー、クラブのVIP席、はたまた銀座の高級クラブ? きっとそのいずれにもたくさんいると思いますが、実はマラソン大会にも多いんです。
私は2018年12月に初めてホノルルマラソンに出場し、無事完走しましたが、知り合いも含め多くの経営者たちに会いました。なぜ、経営者はホノルルマラソンに参加するのか。みなさん気になりませんか?
ホノルルマラソンに出る経営者の本音
ちなみに私がホノルルマラソン参加を決めた理由は“目標達成”をしたかったから! 2017年の目標は“180度開脚”だったのですが、ストレッチのし過ぎで脚を痛めてしまい、達成できませんでした。
なので、「今年こそ、達成できる目標を立てたい!」と思い、フルマラソンだけど制限時間もなく、エンタメ要素も高い(!?)ホノルルマラソンに参加し、完走することを目指しました。
そして、私のライフワークのひとつである合コンで、その話をすると「俺も出るよ」「僕は毎年出ているよ」と、反応する経営者の多いこと! そういえば、彼らってトライアスロンとかマラソンとか、ハードなスポーツをしている印象がありませんか? 一体なぜか、その理由も聞いてみました。
運動経験ゼロでも「自分を追い込むのが好き」
まずスタート地点で話を聞いた遠藤直也さん(仮名/48歳/不動産会社経営)は、今年でホノルルマラソン参加は10回目だそう。
「20~30代は超仕事人間で、土日もなく働いてたんだけど、30代後半になって仕事がようやく落ち着いて、休みも取れるようになった時に、自分には何も趣味といえるモノがないことに気づいたんだよね。それがすごい寂しくて、周りをマネしてゴルフも始めてみたんだけどシックリ来なくて。もっと達成感あることに挑戦したくて、経営者仲間から勧められたのがトライアスロンだったんだよね」
トライアスロンを趣味で始めるなんて、かなりハードルが高そうですが、体力には自信があったのでしょうか?
「運動経験ゼロ(笑)。学生時代も帰宅部で遊んでばかりだったし、社会人になってからも仕事のストレスで暴飲暴食してて当時はメタボだったの。だから最初は大変だったけど、なんというか仕事でもそうなんだけど、自分を追い込むのが好きなんだよね。多分精神的にも肉体的にも。もう限界ってとこまで頑張って頑張って、それを乗り越えた時しか味わえない気持ち良さってあるじゃない!?」
かつてはメタボで、健康診断にも引っ掛かりまくってたようですが、トライアスロンを始めて、さらにマラソンまでするようになると、身体も気遣うようになって、体重も20キロやせたとか。
自分を追い込むのが好きっていうのは経営者らしい思想ですよね。サウナの後のビールが美味しいのと同じといえばそれまでですが(笑)。
「そう(笑)。でもマラソンはホノルルだけ。走り終わった後のビールはもちろんだけど、海とか景色とか気候に癒やされるから、自分へのご褒美にもなるし、ちょうど良いんだよね。現地では日本語もある程度、通じるからストレスもないしね」