プエルトリコで米州昇格の住民投票【25年前の今日の出来事】
アメリカ51番目の州への昇格を問う米自治領プエルトリコで住民投票が行われ、賛成票が97%と圧倒的多数となった。しかし、投票率は23%にとどまる。結果は法的拘束力を持たない。
Q.住民投票にはどんな背景があるの?
プエルトリコは、1493年(明応2年)にコロンブスが到着後、スペイン人が上陸してスペイン領となった。1897年(明治30年)には自治権を獲得するも、アメリカ・スペイン戦争が直後に起きると、翌年の1898年(明治31年)にはアメリカ合衆国領となった。アメリカ合衆国の市民権が1917年(大正6年)に与えられ、1952年(昭和27年)に自治領となる。その後は、独立派の活動が一時盛んになり、1980年代以降になると、現状維持派と州昇格派で意見がぶつかるようになった。1967年(昭和42年)以来、米州昇格を問う住民投票が繰り返し行われている。
[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞