【25年前の今日の出来事】サハリン(樺太)残留邦人の4人とその家族が国賓として初の永住帰国【国内】
第二次世界大戦の敗戦前後の混乱でサハリンに残留せざるを得なかった日本人4人とその家族が国賓として羽田空港に永住帰国した。埼玉県所沢市の中国帰国者定着促進センターに入所し、永住のための準備を開始する。
Q.サハリン(樺太)残留邦人って何?
日露戦争後、北緯50度以南が日本領の樺太になったため多くの日本人が入植した。しかし、1945年(昭和20年)8月9日のソ連参戦で樺太も戦闘状態になり、ソ連の攻撃が23日まで続く。敗戦後、たくさんの日本人が樺太から本土に引き揚げたが一部の日本人は戦後の混乱で日本に帰れなかった。これらの日本人を残留邦人と呼ぶ。2014年(平成26年)7月31日の時点で樺太からの永住帰国者は85人(家族を含めた総数は218人)。ニュースの帰国者は、サハリン(樺太)残留邦人として初めての永住帰国となった。
[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞