目まぐるしく変化する社会のなかで「最適なチャレンジ」の第一歩とは
AI技術の躍進、コロナ禍による働き方の変化など、社会の変化が加速しています。これまでうまくいったことを続けているだけでは、うまくいかない世の中になってきています。変化が加速している社会では、新たなことにチャレンジすることは、人生の必須科目になります。
こうしたなか、神戸大学を卒業後、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)入社5年目から週末起業をスタートし、30歳で独立。年収1億円の実績をつくり、現在は美容院(サロン)、セレクトショップ(駅直結の商業施設内に出店中)、不動産事業の3つの会社を経営しているジャパン株式会社代表取締役の藤堂修氏。
そんな藤堂氏の新刊が『チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方』(きずな出版)。今回、藤堂氏が解説するのは、小さなチャレンジから大きく人生を変えていくためのポイントです(以下、同書を一部編集、抜粋)。
挑戦したいことがあるけど…
本コラムを読まれているみなさんは「何か挑戦したいことがあるけど、行動に移せない」「今の生活を変えなければと思いつつも、何をすればいいか分からない」という人が多いのではないでしょうか。
「なんでもいいから、今日からやってみる!」という姿勢は素晴らしいのですが、すべてが三日坊主で終わってしまうのはもったいないことです。せっかく挑戦するなら、そこから何かを得られるようにしたいですよね。
挑戦したことを続けるには、「何のために、始めるのか?(理由)」「始めたことを続けた結果、どうなっていくのか?(結果)」がハッキリしていることが大事です。
行動を始めるには「目的」を決める
そのために必要なのが「目的」です。人が行動する際には、必ず「目的」があります。たとえば次のように、行動は、目的とセットになっています。
・お腹が減ったからご飯を食べる
・モテるために、ダイエットを始める、筋トレを始める
・もっと稼ぐために起業する
行動を始めるときには、最初はぼんやりしていてもいいから、「目的」を決めることが大事です。では、どうやって「目的」を決めたらいいのでしょうか? 私は26歳のときに出会った人の言葉が、目的を決めるキッカケになりました。
「人生、思った通りになる。もしくは、思った以上になっていくよ。ある日、現実が理想を追い越していく。理想以上の人生がかたちになっていくよ。もちろん、効果的な努力は必要だけども」
私の人生を変えた、先輩経営者が言ってくれた言葉です。ただ、初めて聞いたときには、にわかには信じられませんでした。しかも、この方は会社をいくつも経営し、数億円の年収を得ている人です。