月500円で1杯目が無料「定額制乾杯サービス」でオトクなのは?徹底比較した
近ごろ、急激な勢いで関心を集める「サブスクリプション(月額定額制)」、通称“サブスク”。
以前から馴染み深かった音楽・動画といったサービスに加え、これまでは縁がなかった業態もサブスクに続々参入。その結果、「サブスクバブル」と称されるほどのブームが巻き起こっているという。
そんな百花繚乱のサブスク界において、今回注目したのは定額制「乾杯」サービス。月額料金を支払うことにより、提携飲食店であればどこに行っても毎日一杯、お酒が無料で楽しめる……という。
サービスの月額料金はだいたい500~1000円ほどとのことなので、月1、2杯飲めばもう元が取れる計算。一見すると、かなりのお得サービスのようだが、実際のところ使い勝手はどうなのだろうか。編集部で独自にチョイスした3つのサービスを実際に使ってみた!
GUBIT:ダンダダン酒場がなぜか大量に
まずは「定額制乾杯サービス」で検索をかけて一番上にヒットした「GUBIT(ぐびっと)」。2018年7月よりサービスを開始しており、今回利用した3つの中では最古参。月額料金は980円(税抜)だ。
さっそくアプリをダウンロードし、会員登録。登録自体は容易で、チュートリアルに従っていれば、すぐに完了する。クレジットカードより月額料金の引き落としがなされるが、JCBのカードは不対応。「LINE pay」などのプリペイド式カードも使用不可だ(残念)。
登録を済ませると、位置情報サービスで近くの提携店舗がラインナップされる仕組み。ということで、早速、最寄りの杉並エリアでサーチしてみたところ、少し残念な結果に。多種多様な店舗から選べることを期待したが、居酒屋チェーン「ダンダダン酒場」なのである。どんどんスワイプしていけど、現れるのはダンダダン酒場の別店舗。
ダンダダン酒場ってこんなに多店舗展開してたのね……という気付きは得られるが、提携店舗がバリエーション豊富! とは言い難い。というわけで、一番上に表示された「ダンダダン酒場」の某店舗へ行ってみることに。
お酒をいただく際は「アプリ上から操作を行い、表示された画面を店員さんに見せる」という流れとのこと。しかし、「これでお願いします!」とビールの画面を表示させたスマホを見せても、店員さんはなにやら分からない様子……挙句の果てには店長を呼ばれてしまった。
店長に「GUBITというアプリで…」と説明を加え、スマホを持って行かれたりもしながら、やっと、ビール(プレミアムモルツ/518円)をいただく。店員さんにとっても慣れない新サービスなのだろうが、もう少しスムーズに対応いただけるとありがたい……。