足クサ新人の初接待はまさかの座敷。翌日、先輩からは…
ニオイにより周囲を不快にさせる“スメハラ”ことスメル・ハラスメント。季節の移り変わりや体質の変化により、ある日突然スメハラ加害者になってしまう可能性も少なくありません。
「ある日、突然足のニオイがキツくなったんです」
そう語るのは、去年から広告会社の新卒として働きはじめた高橋幸也さん(仮名・23歳)。昨年から一人暮らしを始めたという高橋さんが、ある日突然スメハラの加害者になった訳とは何なのでしょうか? その理由は意外なところにあったといいます。
足のニオイで彼女の機嫌は最悪に
「入社した4月は気にならなかったのですが、急に暑くなりだしたゴールデンウィーク頃、部屋に遊びに来ていた彼女に『なんか、足臭わない?』と言われたんです。最初は『今日暑かったからなー』なんて話していたんですが、その日を境に彼女が部屋に来る度に毎回指摘されるようになったんですよね。
試しに自分でにおってみると、今まで嗅いだことのないような足のニオイが……。その日以来、気になってしまい風呂で念入りに足を洗うようにしたんです」
しかし、洗って1日も経つと、またイヤ~なニオイが……。
「彼女もそれが原因で機嫌が悪くなるようになり、部屋で夕飯を食べるときも『靴下脱いで足洗ってからにして!』と怒られるようになりました。洗ってもまだ臭いといわれて、ニオイが落ちるまで何度も洗わされましたね……」
足のニオイというのは、本人が気にしたところでなかなか自力で解消するのが難しいところです。しかし、高橋さんの強烈な足のニオイはついに仕事にまで支障をきたしてしまうのです。
接待のお店がまさかの座敷……!
「可愛がってくれている先輩が、『今日は接待に行くから勉強するように』と言ってきたんです。先輩が指定してきた店に着くと、まさかの個室居酒屋でした。しかも席はすべて座敷……。大丈夫かなと思いながらも革靴を脱ぐと、その日は朝から動き回っていたこともあり、自分でもすぐわかるほど強烈なニオイが……。
すぐに取引先の人が店に着いたのですが、入ってきた瞬間顔をしかめているのが分かりましたね。仕事の話は上手くいって安心していたのですが、翌日先輩にトイレで会ったときに『お前、足のニオイどうにかしろよ。座敷の店での接待もあるんだから』と注意されてしまいました」
その日以来、足用のデオドラントスプレーを持ち歩くなどの対策をしますが、夏場ということもあってなかなか解決に至らなかったそうです。
しかし、ついに足クサの原因が分かるときがくるのです。