もうDVDレンタルOK!今すぐ観られる2018年、話題の映画5選
こんにちは、年に200本を劇場で鑑賞する映画ライターのトミーです。
今年も残すところ、あとわずか。2018年もたくさんの映画が公開されましたが、どれぐらいご覧になりましたか? なかには気になっていたけど、観そびれた作品がある人も多いのではないでしょうか。
今回はDVDでもう観れる「年末年始に観るべき2018年映画」をご紹介します!
家族と一緒に観るならディズニーのこの1本
観るべき1:『リメンバー・ミー』
「正月はやっぱりディズニーだよねっ!」なんて定型句はないと思いますが、家族と一緒に観るなら『リメンバー・ミー』に敵うものはないでしょう。
メキシコを舞台に、音楽家を目指す少年・ミゲルが音楽を反対する家族たちとぶつかり合いながら、自分の夢を追い求める物語。感動作『トイ・ストーリー3』を手掛けたリー・アンクリッチが監督を務めています。
音楽や偉人、古くから続く独自の死生観など、さまざまなメキシコ文化がふんだんに盛り込まれていますが、そこはさすがディズニー、国境を感じさせない普遍的な家族映画に仕上がっています。
夢に情熱を注ぐミゲルと、夢を反対する家族たち。『トイ・ストーリー3』では、「家族とずっと一緒にいる幸せ」が描かれましたが、本作ではそこからさらに踏み込み、「自分の夢を選ぶか、家族を選ぶか」という挑戦的なテーマになっています。
ラスト、家族たちの前でミゲルは静かに歌い出すと……あれ、涙が止まらないぞ??(ミゲルの吹替を担当した石橋陽彩くんの歌声が美しぎる件)。 年末年始に改めて、家族に思いを馳せるのはいかがでしょうか。
暴力とエロスが満載 東映魂の復活作
観るべき2:『孤狼の血』
コンプライアンスが厳しい昨今、絆や愛が描かれる映画ばかりが作られ、物足りなさを感じる人も多いはず。『孤狼の血』は、そんな飢えを存分に満たしてくれる作品です。
直木賞候補にもなった同名小説が原作。暴力団対策法の成立以前、1988年の広島を舞台に、暴力団の抗争と介入する警察の激しい闘いが描かれます。『凶悪』『日本で一番悪いやつら』など、“悪いやつ”を描くことに定評のある白石和彌が監督を務め、テレビではできない暴力とエロスが満載の人間ドラマを作り上げました。
本作は、70年代に一世風靡した「東映実録路線」のヤクザ映画の系譜にあり、コンプライアンスが過度に叫ばれる昨今の映画界への挑戦、東映魂の復活作といえます(端的にいえば、昭和っぽいヤクザ映画です)。
役所広司、松坂桃李、江口洋介、竹野内豊、石橋蓮司といった、日本を代表する“濃い”俳優たちが多数出演。ニラみ合い、暴言吐きまくり、殴り合います。特に江口洋介のギラギラ感は異常。
平成が終わりを迎える今だからこそ、昭和の男たちのエネルギーを大量に浴びてみてはいかがでしょうか。観終わった後、無駄にニラみ顔になってること請け合いでしょう。