
転職の面接では、必ず質問される内容や高確率で質問される内容があります。
しかし、転職の回数が少ない方や経験のない方は、「面接ではどんな質問がされるんだろう」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、転職の面接で聞かれる質問を回答例と合わせて紹介します。よく聞かれる質問や、待遇面・経験などの質問も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

目次
転職の面接でよく聞かれる質問6選
転職の面接でよく聞かれる質問は、以下の6点が多いです。よく聞かれる質問なので、事前に言えるように対策をしておきましょう。
- 自己紹介
- 自己PR
- 転職理由
- 志望動機
- キャリアプラン
- 逆質問
自己紹介
自己紹介では、最初に名前とお礼を伝えましょう。その後に自分の職歴を簡潔に述べます。
流れとしては、「名前」→「お礼」→「職歴」→「強み・入社への意欲」で話しを進められるといいでしょう。

自己紹介の回答例
下記は、自己紹介を聞かれたときの回答例です。
○○○○と申します。本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
現職は株式会社○○で、7年間自動車メーカーの法人営業を担当し、○○という商品を販売しています。
2年前からは営業部のリーダーとして部署全体の目標達成に注力しました。
その結果、売上目標を120%達成して業績アップに貢献したことで、表彰された経験もございます。
現職で培った、目標を達成するまで妥協しない忍耐力を活かして御社に貢献していきたいと思い、応募いたしました。
本日はよろしくお願いいたします。
自己PR
自己PRでは、自己紹介で軽く触れた「強み」を深堀して伝えるといいでしょう。
自己PRは、自己紹介と交えて「自己紹介・自己PRをお願いします。」と言われることもあるので、面接官の質問によって臨機応変に対応することが大切です。

自己PRの回答例
下記は、自己PRを聞かれたときの回答例です。
現職の自動車メーカーでは、忍耐力を強みに営業職を7年間務めてきました。
私がリーダーになってからは、周囲に気を配りすぎ、自分の売上げが下がってしまい苦戦したこともありました。
そのことがきっかけで、毎週のミーティングで成功体験を共有することを取り入れました。
その結果、自分だけでなくチーム全体のモチベーションアップが上がり、売上目標を120%達成して業績アップを達成することができました。
このように、チーム全体の士気を上げ会社の売り上げへと繋げた経験は、御社でも活かすことができると考えております。
退職・転職理由
退職・転職理由は、「成長したい」や「よりレベルの高い環境に身を置きたい」など、ポジティブな理由を答えましょう。
転職を考えた理由が、給与面や待遇面の不満だったとしても、面接ではなるべく言わないことがおすすめです。

退職・転職理由の回答例
下記は、「給与面の不満」を「ポジティブな理由」に変換した回答例です。
現在の職場は年功序列の風潮が強いため、売り上げ目標を達成しても結果が正当に評価されませんでした。
今後のキャリアを考えたとき、結果を正当に評価してもらえる会社に身を置き、結果を出し続けることで私自身も大きく成長していきたいと考えました。
志望動機
志望動機では、応募した企業の「特徴」や「業務内容」に注目して、「なぜ応募したか」を明確にして伝えましょう。
応募した企業が求めている人材が、自分の志望動機に基づいているか「一貫性」を意識するといいでしょう。

志望動機の回答例
下記は、営業職から事務職への転職を目指した際の志望動機の回答例です。
私は、御社の「人との関わりを大切にする」という社風に惹かれ、御社の一員として事務の面から支えたいと思い、志望しました。
6年間営業職として働いてきました。お客さまへの営業もちろん、営業成績や顧客データなどの分析業務も担当して参りました。
営業分析ツールを用いたデータ分析に携わっているうちに事務という仕事に興味を持ち、MOS資格を取得いたしました。
ただ「商品を売って終わり」だけではなく、お客さまとの継続的な関係を大切にしている御社に魅力を感じ、今後の会社の成長に貢献していきたいと考えています。
キャリアプラン
キャリアプランでは、応募企業で「自分のなりたい人材」を目指すために、「どう経験を積んで成長していきたいのか」を述べましょう。
5年後や10年後を想定して回答を準備しておくことがポイントです。

キャリアプランの回答例
下記は、キャリアプランを聞かれたときの回答例です。
私は、御社の営業部門でトップの売り上げを残せる人材を目指したいと考えています。
そのために、入社後はサービスや商品に対する理解を深め、新規顧客の獲得を目指します。
日々、目標を立て課題を分析することで、売り上げアップに繋げていけるように努力を続けたいと思います。
逆質問
逆質問では、気になる点を聞けることもありますが、「入社意欲」や「熱意」を伝えるチャンスでもあります。
応募企業を事前にリサーチしたうえで、聞きたい内容をまとめておくことが大切です。

逆質問の回答例
下記は、逆質問を聞かれたときの回答例です。
・私と同じ年代で転職した方もいるかと思いますが、その方はどのような働き方が評価されていますか?
・入社までに少しでも勉強してスキルを磨いておいた方がいいことはありますか?
・御社で働くことを具体的にイメージしたいのですが、1日の流れや仕事内容を詳しく教えていただけますか?
【待遇面】転職の面接で聞かれる質問
待遇面は、応募者の「価値観」や「生活状況」を把握するなどの目的のために質問をします。
回答によってはネガティブな印象を与えかねないので、質問されたら答えられるように準備しておくといいでしょう。以下の2点が、転職の面接で聞かれる待遇面の質問です。
- 希望年収
- 残業や休日出勤は可能か
希望年収
希望年収は、現在の年収をベースに考えるといいでしょう。
希望年収が特にないという場合は、現在の年収をベースに最低希望年収も一緒に伝えると、より応募企業に希望年収のイメージが伝わりやすいです。

希望年収の回答例
下記は、希望年収を聞かれたときの回答例です。
残業や休日出勤は可能か
残業や休日出勤は、自分に負荷のかからない範囲で伝えることが大切です。
現実的に残業や休日出勤ができる日数や時間を伝えると、応募企業はどのくらい働けるかをイメージしやすくなります。

残業や休日出勤の回答例
下記は、残業や休日出勤について聞かれたときの回答例です。
問題ございません。残業は現在の会社でも月30〜40時間ほど行っております。
業務の効率化を意識して、不要な残業や休日出勤が少なくなるように努めたいと考えております。
【経験】転職の面接で聞かれる質問
経験に関して面接で質問された場合は、「自分の強み」や「これまでの経験」をアピールできる絶好の機会となります。
キャリアを棚卸ししたうえで回答できるように、しっかり対策をしましょう。以下の2点が、転職の面接で聞かれる経験の質問です。
- 失敗談
- 活かせるスキル
失敗談
これまでの仕事で失敗をした経験は、誰にでもある出来事なので正直に伝えましょう。
「何を学んだか」「同じ失敗をしないために気を付けていること」「どう対処したか」など、自分の出来事をエピソードとして整理しておくといいでしょう。

失敗談の回答例
下記は、失敗談を聞かれたときの回答例です。
過去にプロジェクトリーダーを任された際、責任感から仕事を一人で抱え込んでしまった時期がありました。
その結果、仕事の進捗が遅くなり、納期ギリギリになってしまいました。
それ以来、「人に頼る勇気」と「タスク管理」を徹底して守り、チーム全体で仕事を効率的に進める習慣が身につきました。
活かせるスキル
活かせるスキルでは、応募企業に合ったものを選択して伝えましょう。
そのスキルを通じて「どのような成果をあげたか」もあわせて伝えられると完璧です。

活かせるスキルの回答例
下記は、活かせるスキルを聞かれたときの回答例です。
質問力には自信があります。
ただ分からないことの答えを知るために質問するのではなく、「私はこう思いますが、合っていますでしょうか?」と、悩みに対して一度自分なりの答えを見つけてから質問をするように心がけています。
自分の意見を交えて質問することで、上長から信頼され、大きな仕事を任せてもらえるようになりました。
転職の面接で質問に答える際のコツ
転職の面接で質問に答える際のコツは以下の3点です。
- ゆっくり話す
- 笑顔を意識する
- 聞かれた質問に対して答える
ゆっくり話す
質問に返答するときは、ゆっくり聞き取りやすいスピードで話しましょう。緊張していると無意識に早口になる場合もあります。
早口だと、「落ち着きがない」や「何を言っているか分からない」といった、マイナスなイメージを持たれてしまうこともあります。

笑顔を意識する
顔の表情ひとつで、相手に与えるイメージが大きく変わるため、笑顔を意識することが重要です。緊張していると顔の表情が強張ることもあるでしょう。
面接という緊張する場面でも、笑顔を見せることで好印象へと繋がる場合もあります。

聞かれた質問に対して答える
聞かれた質問に対しては、まず結論から答えましょう。
コミュニケーションは仕事をするうえで重要になる場面が多いため、会話のキャッチボールを意識しましょう。

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リクルートエージェントの年収アップ実績
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公開求人数 | 非公開求人数 |
15万3,162件 | 20万8,856件 |
ユーザー年齢層 | 対象エリア |
20〜50代 | 全国 |
※1:公式サイトの文言によります。
※2:2011年度にリクルートエージェントを利用して転職した方のうち
出典:リクルートエージェント公式サイト
doda
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dodaは、転職満足度No.1※のユーザー評価が高い無料転職サイトです。

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公開求人数 | 非公開求人数 |
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ユーザー年齢層 | 対象エリア |
20〜50代 | 全国 |
※公式サイトの文言によります。
出典:doda公式サイト
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マイナビエージェントの年収アップ実績
マイナビエージェントは、転職者の年収アップ実績が豊富です。おおよそ20%も年収がアップすることも。
年収交渉は、切り出すタイミングや希望金額の提示の仕方など、細かいところにも気を遣わなければいけません。

公開求人数 | 非公開求人数 |
詳細は公式サイト | 未公開 |
ユーザー年齢層 | 対象エリア |
20〜30代 | 全国 |
※掲載している求人数は、いずれも2022年1月4日時点の情報です。
まとめ
この記事では、転職の面接で聞かれる質問とその回答例、コツを解説しました。どの面接の質問でも面接官の話をよく聞き、会話のキャッチボールを意識して自分を売り込むことが大切です。
面接はしっかり対策をしないと、せっかく覚えた内容が飛んでしまったり頭が真っ白になってコミュニケーションを上手く取れなかったりします。
そのため、通過率を少しでも上げるために、転職エージェントの模擬面接を活用することで、自信を持って面接に臨むことができます。
