
同じ仕事を続けているうちに、遅かれ早かれ「自分はこの仕事に向いていない」と感じたことがある人は多いかもしれません。
自然に思うようになる場合や人から失敗を指摘された、あるいは長年続けても成果が出ないなど、仕事に向いていないと思う原因は人によりさまざまです。
そこで今回は、仕事に向いてないかを知る6つのチェックポイントと対処法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次
仕事に向いていないと感じる原因
入社1年目の場合
入社1年目は覚える業務が多いことに加え、経験が浅いという状況から自分が仕事に向いていないと思いがちです。新卒の場合、仕事の内容だけでなく社会人経験も少ないため余裕がありません。
また、1年目は環境が変わってから間もないことも、自分が仕事に向いていないと感じる一因となります。
その理由は、仕事以外の人間関係・社会人としての生活リズムが整っていないことなどにより、心身の疲労に繋がるからです。
基本的に、仕事を覚えて一人でできるようになるにはある程度の時間が必要となります。
1年目はまだ経験値が少ないといえど、できないことの方が多いため「自分はこの仕事に向いていない」と判断してしまう人が少なくないのです。
さらに、自分の同期で早咲きの人がいた場合は、より自分と比較してしまって落ち込み、自分はこの仕事に向いていないと自己嫌悪に陥る傾向があります。

入社2年目の場合
2年目は1年目と異なり、「後輩ができる」「同期と差が付いてくる」ということから、自分が仕事に向いていないと感じる原因と言えます。
後輩ができると、自分は先輩として多くの仕事を完璧にこなしていなければならないと、プレッシャーを感じる場合が少なくありません。その責任感が自分を追い込んでしまいます。
周囲からも「先輩として手本とになってほしい」など、期待されているかもしれません。最初は喜びに感じていても、いつしか重圧としてのしかかる場合が多いのです。
ギャップはあって当然ですが、「自分の仕事を完璧にしながら後輩の手本になる先輩」に固執し過ぎると、少しの失敗や経験不足でも仕事に向いていないと思いがちになってしまいます。
2年目は同時期に入社した人たちの仕事レベルに差が出ている時期です。自分の周りの同期が昇級・昇進をしていくと、自分だけが取り残されてしまったような気持ちになります。
入社2年目は後輩ができるとはいえ、仕事を完璧にこなせなくて当然です。さらに、昇級や昇進のタイミングに関しても全員が同じとは限らないため、気負い過ぎないことが重要になります。

入社3年目の場合
入社3年目は、ある程度自分でこなせる仕事が把握できる時期となります。ルーティンワークをこなすなかで仕事に慣れ、キャリアアップなど将来について考える人は少なくありません。
一人で仕事をできることが当たり前と思われている一方で、慣れによるミスも起こしやすいです。目標を見失い向上心が薄まると「自分が仕事に向いていない」と感じてしまう原因になります。
また、入社3年目は転職する人が増える傾向にあります。周りの人が転職をする姿を目の当たりにするうち、自分も今の仕事以外の方が向いているのではと感じる可能性はゼロではありません。
今の仕事で成長する見込みを感じられず、楽しくないと思う気持ちが強くなると、「自分がこの仕事に向いていない」と考えることに繋がります。
今の仕事を経験した3年間でできるようになったこと・これからやりたいこと・会社からの評価などを見直し、仕事を続けるか転職するかを検討してみてください。
仕事に向いていないかを判断する6つのチェックポイント
1.成功を喜べない
本来であれば、仕事での成功は喜ばしいものです。成果を挙げればやりがいに繋がり、これからも頑張ろうと前向きになれます。
今の仕事に向いていないと感じる要素は、自分の能力が足りていない場合だけとは限りません。

2.失敗すると向いてないと感じる
仕事で失敗をすると、「自分には向いていないから」という思考に陥るケースがあります。
つまり、「この失敗は自分に能力が無いからではなく、自分に向いていない仕事だったから」と思うことで、努力や本来のスキルから目を逸らしているのです。
失敗したことをきちんと受け止め、同じことを繰り返さないよう対策を練ることが本来すべきことになります。そこから逃げてしまうことは、仕事に対して前向きに取り組めていないと言えるでしょう。

3.失敗が続く
たまに起こる失敗であれば、自分が仕事に向いていないと感じることなくたまたま起きてしまったなどと、正当化している可能性が考えられます。
しかし、真面目に全力で取り組んでいても頻繁に失敗を繰り返す場合は、本当にその仕事に向いていない可能性は否定できません。
自分の得意な業務内容が少ない場合は、今の仕事は向いていないと判断できる材料となります。
4.先のキャリアをイメージできない
自分に向いている仕事をしている場合、将来のビジョンを描きやすいです。好きな仕事をしていると向上心があるため、今後どのようになりたいかという目標を立てます。
しかし、この先どうしていきたいかが思い描けない場合は、今の仕事を好きでやっていると言えない可能性が高いです。
さらに、「今の仕事を続けていても将来がどうなるかわからない」「先々が不安」という想いが強い場合は、向いていないと判断できるでしょう。
5.休みの日も仕事について悩む
本来、休日は仕事のことを忘れてプライベートを楽しむための時間です。しかし、休日でも仕事のことを考えて悩んでいる場合は、大きなストレスを抱えている可能性が考えられます。
仕事をするうえでストレスは付き物と言っても過言ではありませんが、休日でも気になる場合は考えものです。
自分は今の仕事に向いていないと感じながら無理やり続けていると、うつ病など深刻な事態を招く可能性もあるため注意してください。
6.職場に目標となる上司・先輩がいない
自分のキャリアをイメージするためには、目標となる上司や先輩の存在は重要です。「〇〇さんみたいになりたい」という人がいなければ、自分のビジョンをイメージすることは難しいでしょう。
目標とする人物がいない場合は向上心が湧きにくいため、今の仕事を続けていてもあまり先は期待できません。つまり、今の仕事は向いていないと判断できます。
反対に、職場に目標となる上司や先輩がいない場合、目標を見失ってしまい、仕事に向いていないという気持ちにも繋がってしまうのです。
仕事に向いていないと感じたときの対処法
入社時の気持ちを思い出す
入社から数年後「自分が仕事に向いていない」と感じていても、入社したときはモチベーション高く仕事をしていた人は少なくないでしょう。
そのため、入社時の気持ちを思い出すことで改めて仕事を楽しめるきっかけになるかもしれません。
将来的なビジョンを明確に描いているなど、さまざまな要因で仕事に対してやりがいを持っていたことを踏まえ、改めて思い返すことでまた意欲的に取り組める可能性があります。
入社時と今でギャップが生まれた原因を探る
入社時は、今ほど仕事に向いていないという気持ちを抱いていない場合がほとんどです。不安は抱えながらも成長したい・理想のキャリアを歩みたいという希望を抱いていた人は少なくありません。
例えば、ミスに対して指摘が多くなったことが仕事に向いていないと感じている原因であれば、ミスを減らすような対策を練り実行すれば良いです。

仕事に対して何が面白いと感じるかを模索する
自分が仕事に向いていないと感じる一つの原因として、仕事に対してやりがいを感じられないことが挙げられます。
面白いと感じる部分を見つけにくい場合は、辛いと感じる業務を洗い出してみることも一つです。
同僚・友人に相談する
自分自身は仕事に向いていないと感じていても、周りからの評価は異なるかもしれません。そのため、同僚や友人などの客観的な意見を取り入れてみましょう。
自分を過小評価している場合もあれば、客観的に見てもその仕事は自分にとって向いていないとわかる場合もあります。
なお、客観的な意見を求めるうえで大切なのは、正直な感想を伝えてもらうことです。お世辞を言ってもらっていては、きちんと自分が今の仕事に向いているか分析できません。
異動を希望してみる
今の仕事は自分に向いていないと感じながら続けていると、心身共に大きなストレスを抱えかねません。そのため、一度上司に異動を希望してみることも一つの対処法です。
ただし、異動のタイミングは年に数回と限られている場合が多いため、すぐに対応することは難しい可能性があります。
また、異動するには引継ぎなどをしっかり完了させることも大切です。

少しの間休暇を取ってみる
忙しい日々が続くと心身共に疲れが溜まってしまい、ネガティブな思考に陥りがちです。その結果、「自分は仕事に向いていない」と思い込んでしまうことに繋がりかねません。
そのため、張り詰めた気持ちを開放するためにも、少しの間休暇を取ってみることをおすすめします。
頭や身体がリフレッシュされると仕事のパフォーマンスも上がり、冷静に自分の仕事に対する能力を見極められるきっかけになるかもしれません。
仕事に向いていないと感じたら転職も検討してみよう
今の仕事を続けていても成長できない・向いていないと感じた場合は、思い切って転職してみることも一つです。転職をする際は、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
- 転職により仕事への意識改革が図れる
- 転職エージェントを活用してみる
転職により仕事への意識改革が図れる
同じ業界や業種への転職でも、環境が変われば心機一転し意識改革を図れます。仕事自体が向いていないと感じていても、実は人間関係や体調面など、他の要因があっただけかもしれません。
また、転職により仕事への考え方が変わり、ネガティブな考えに陥ることなく前向きに取り組めるきっかけになる可能性も期待できます。
転職エージェントの活用がおすすめ
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- 希望に沿った求人紹介
- 応募書類の添削や面接対策
- 求人票に載らない企業情報の提供
- 企業からスカウトを受けられるサービスの提供
- 転職エージェントが主催する転職イベントへの参加
希望に沿った求人紹介
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応募書類の添削や面接対策
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求人票に載らない企業情報の提供
求人票に載らない求める人材や職場環境などを、キャリアアドバイザーが人事担当者とのやり取りから聞き出し提供してくれる点は、転職エージェントならではのサービスです。

スカウトサービスの提供
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転職イベント・フェアの実施
転職エージェントが主催するイベントやフェアに参加することで、企業の人事担当者などとやり取りできます。
なお、転職イベントやフェアは随時開催されていることが多く、費用も無料なため気軽に参加できます。
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※1:公式サイトの文言によります。
※2:2011年度にリクルートエージェントを利用して転職した方のうち
出典:リクルートエージェント公式サイト
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出典:doda公式サイト
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年収交渉は、切り出すタイミングや希望金額の提示の仕方など、細かいところにも気を遣わなければいけません。

公開求人数 | 非公開求人数 |
詳細は公式サイト | 未公開 |
ユーザー年齢層 | 対象エリア |
20〜30代 | 全国 |
※掲載している求人数は、いずれも2022年1月4日時点の情報です。
まとめ
この記事では、仕事に向いてないかを知る6つのチェックポイントと対処法について解説しました。
成功を喜べない・失敗すると向いてないと感じる・失敗が続く・先のキャリアをイメージできない・休みの日も仕事について悩むといった場合は、向いていない可能性が否めません。
入社時の気持ちを思い出したり、仕事に対して何が面白いと感じるかを模索するといった対策を講じましょう。

仕事に向いていないと感じたら、転職するのもひとつの手です。
記事内では無料で利用できるおすすめ転職エージェントを紹介したため、自分に合ったサービスを見つけて転職への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。