ブラック企業の辞め方

法律上、会社側は従業員の退職の申し出を断れません。しかし、相手がブラック企業の場合だと、さまざまな理由で会社を辞められないケースがあります。

そのため、既にブラック企業で働いている人の中には、どのようにして辞めれば良いか分からない人が多いのではないでしょうか?適切に会社を辞めるためには、ブラック企業を辞めたい理由と辞め方を押さえることが有効です。

そこで今回は、ブラック企業を今すぐ・円満に辞める方法を徹底解説。また、ブラック企業に辞めるのに役立つ退職代行サービスについてもあわせて解説しています。

ブラック企業を辞めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ブラック企業の正しい辞め方

辞めるときの流れ
  1. 直属の上司に相談する
  2. 辞めたい理由・意思を明確に伝える
  3. 退職日を交渉する
  4. 退職届を出す
  5. 有休休暇の残日数を確認して消化する

1直属の上司に相談する

一般的に会社を辞める際には、まず直属の上司に相談します。もし仕事に問題や悩みがある場合は、上司への相談によって解決する場合があるでしょう。

 勤めている会社がブラック企業であり、上司に問題があるケースも考えられます。例えば、パワハラが常習化している上司であれば話を聞いてもらえない可能性があります。

他にも、上司が忙しくコンタクトを取れないケースもあるでしょう。このようなケースであれば、らに上の役職の人か人事部門に相談する方が良い場合もあります。

2辞めたい理由・意思を明確に伝える

上司との相談の結果、会社を辞める流れになると明確に退職の意思を伝えます。口頭でも問題ありませんが、会社を辞める意思を形に残すために「退職願」を提出するケースもあります。

各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用:民法 第六百二十七条

また、民法では退職の申し出から退職日までは2週間必要です。希望する退職日がある場合は、2週間を考慮する必要があります。

3退職日を交渉する

退職の意思を明確に伝えると、具体的な退職の手続きに進みます。先述の通り、退職の申し出から退職日までは最短で2週間必要です。

すぐに辞めたい場合であれば2週間の最短期間で会社を辞められますが、仕事や転職活動などの都合により、ある程度の期間を設けたい場合は、その旨を上司と相談しましょう。

 例えば、現在進めているプロジェクトが終了するタイミングや、引継ぎなどを考慮して1ヶ月ほどの期間にするケースは多いです。

また、有給休暇が残っている場合は、その日数を含めて退職日を決める必要があるでしょう。

4退職届を出す

退職願は退職の意思を示す書類であり、退職届は退職を会社に対して届け出るための書類です。退職届を提出することで、正式に会社側の手続きが始まります。

この退職届が受理されなければ退職の手続きは進まないため、確実に提出するようにしましょう。

5有休休暇の残日数を確認して消化する

退職届の提出後は、有給休暇の残日数を確認して消化します。一般的に最終出社日の前までに有給休暇を全て消化し、最終出社日を退職日にするパターンが多いです。

有給休暇を消化せずに会社を辞めてしまっても、退職後に請求はできないため注意しましょう。

ブラック企業を円満に辞める3つのコツ

退職のことを誰にも言わない

ブラック企業に勤めている場合、退職・転職を考えていても誰にも言わない方が無難です。直属の上司以外に相談をした場合、その情報が漏れる可能性があります。

 まだ退職を決めていない場合でも、周囲に伝わり職場の雰囲気が悪くなることも。辞めさせないために仕事量を意図的に増やされるなど、働きづらくなる可能性もあります。

そのため、退職の意思が固まってから直属の上司にのみ相談しましょう。

退職報告後に出社拒否をしない

退職の意思を伝えて退職日が決まると、それ以降出社をしなくなる人がいます。しかし、出社拒否をすると状況が悪化するため、好ましくありません。

出社拒否は雇用契約の違反になるケースがあり、大きなトラブルになる可能性があります。法的な問題に発展することもあり、転職先の会社などに噂が伝わるケースもあるでしょう。

転職活動を始めておく

退職の意思が固まったときに、転職活動も並行して始めることもおすすめです。急いで退職した場合、退職してから次の職場で働き始めるまでに期間が空くと無収入の状態が長くなります。

次の職場が決まっていれば収入が途切れないため、精神的な余裕も生まれやすいです。また、転職先の入社日が決まれば、退職日も決めやすくなります。

ブラック企業を辞めたい時の注意点

ブラック企業を辞めたいと考えていても、すぐに辞められるとは限りません。ここでは、ブラック企業を辞めたい方が知っておきたい注意点を解説します。

退職拒否される可能性

ブラック企業を辞める際、退職の申し出を拒否されるケースが多いです。また、退職の意思を伝えようとしても、話し合いの場を設けてもらえないことも少なくありません。

 従業員数が少なく業務量が多いと1人抜けたときの影響が大きいため、退職を拒否されることがあります。

しかし、法律では従業員の退職の申し出は断れません。どうしても退職を拒否されてしまい、話が進まない場合は退職届を内容証明郵便で送付する方法があります。

内容証明郵便であれば、会社側も受け取らざるを得ません。

有休休暇拒否される可能性

ブラック企業では、退職時の有給休暇の消化を拒否されるケースも多いです。退職が決まっている人が有給休暇を使うことは、会社にとって何も利益を生まないと考えているためです。

 有給休暇の消化は従業員に与えられた権利であるため、一般的には拒否できません。

退職できるようになっても、退職日の交渉時に有給休暇の消化を拒否される可能性を考慮しましょう。

損害賠償請求の恐れがある

退職を申し出ると、会社側としては貴重な人員を失うことになり損失が生まれる可能性があります。そのため、退職時に損害賠償を請求される事例は少なくありません。

 実際に、雇用契約に重大な違反があった場合は、損害賠償請求が発生することもあります。

しかし、雇用契約に違反しておらず退職する場合では、損害賠償が有効になるケースはほとんどありません。場合によっては弁護士などの専門家に相談すると良いでしょう。

離職票を出してもらえない

離職票は、雇用保険・失業保険を受給する際に必要な書類であり、退職時に交付されます。しかし、ブラック企業の場合は離職票を出してもらえないケースがあります。

離職票が交付されるまで、退職してから2週間ほどかかるため、2週間以上経過しても届かない場合は会社への確認がおすすめです。

それでも、離職票が届かない場合は労働基準監督署などに相談すると良いでしょう。

ブラック企業を今すぐ辞める裏ワザ

ブラック企業は退職を申し出ても拒否されたり、損害賠償を請求し脅されたりすることがあります。このような環境下で働き続けることは心身にとって悪影響になるでしょう。

そのため、すぐにブラック企業を辞めたい場合は、退職代行サービスの利用が有効です。

 退職代行サービスは労働組合や弁護士が運営している場合もあり、会社側と適切に交渉できる権利を持ちます。

例えば、「退職できても有給が消化できない」「未払いの賃金がある」といったトラブルが起こり得る場合でも、自分の希望に沿った形で退職しやすいです。

特に、損害賠償請求などの問題に発展している場合は、法的な対応が可能な弁護士に相談すると良いでしょう。

それ以外の場合でも、退職の申し出を受け入れてもらえないときにもおすすめです。

おすすめ退職代行サービス3選

退職代行ガーディアン

退職代行ガーディアン

おすすめポイント
  • 労働組合法人が運営しているサービスであるため、会社と交渉できる
  • 一律料金であり、追加費用はかからない
  • 365日即日対応しているため「辞めたい」と思った時に利用できる

退職代行ガーディアンは東京都労働委員会に認証された労働組合が運営しているサービスであり、退職の意思を伝えるだけでなく会社との交渉にも対応しています。

そのため、相手がブラック企業であり不当に会社を辞められない状況でも、納得が行く退職を実現しやすいでしょう。

 料金は雇用形態や地域、年齢などに関係なく一律29,800円(税込)であり、追加料金もかかりません。

退職代行を依頼した後から会社への連絡や出社は不要です。退職届の提出・貸与品の返却のために出社する必要はなく、郵送で問題ありません。

退職成功率は100%であり、過去に会社を辞められなかった事例はなく、安心して利用できるでしょう。

会社側と交渉が必要な場合に有効なサービスです。
種類 労働組合
料金 一律29,800円
対応時間 24時間
相談方法 LINE・電話

出典:退職代行ガーディアン公式サイト

退職代行Jobs

退職代行Jobs

おすすめポイント
  • 弁護士監修の退職代行業者であり適切な業務を行っている
  • 労働組合と連携しているため交渉にも対応している
  • アフターフォローも充実しており、転職サポートも受けられる

退職代行Jobsは弁護士が監修している退職代行サービスであり、労働組合と連携しています。そのため、会社との交渉も可能であり相手がブラック企業でも希望を叶えやすいです。

 料金は退職代行単体だと27,000円(税込)ですが、始めから交渉を希望する場合は「安心パックプラン」となり、退職代行と労働組合費の合計29,000円(税込)になります。

銀行振込・クレジットカード・コンビニ決済など、さまざまな方法に対応しているため、自分に合った支払い手段を選べるでしょう。さらに、退職後は転職活動のサポートも受けられます。

弁護士が監修しており適正業務を実施しているため、安心感があります。
種類 一般企業(労働組合と連携)
料金

シンプルプラン:27,000円

安心パックプラン:29,000円

※退職代行(27,000円)+労働組合(2,000円)

対応時間 24時間
相談方法 LINE・電話

出典:退職代行Jobs公式サイト

辞めるんです

辞めるんです

おすすめポイント
  • 追加費用なしで料金は27,000円(税込)と低価格である
  • 後払いサービスに対応しており利用しやすい
  • 実績件数は7,000件と豊富にあり、退職率は100%

辞めるんですは、実績件数が7,000件と豊富にある退職代行サービスです。弁護士が監修しているため、適切な業務を実施しています。

 24時間365日相談を受け付けているだけでなく、対応速度もスピーディであるため即日退職も可能です。

サービスの利用後は会社への連絡を全て代行してもらえるため、会社とやり取りせずに辞められます。退職成功率は100%であるため、安心して利用できるでしょう。

LINEでの連絡に対応しており、手軽にやり取りできます。
種類 一般企業
料金 一律27,000円
対応時間 24時間
相談方法 LINE・電話・メール

出典:辞めるんです公式サイト

まとめ

この記事では、ブラック企業を辞めたい理由や辞め方を解説しました。ブラック企業では人間関係が悪化しており仕事量も多く、過酷な条件での労働を強いられているケースが多いです。

会社を辞める際、直属の上司に退職の意思を伝えますが、ブラック企業だと話し合いに応じないケースや、有給休暇を消化できない場合もあります。このように問題を抱えている場合は、退職代行サービスに頼ることも1つの手段です。

適切なサービスを選び、希望する退職の形を実現しましょう。
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