50代 転職

50代の方の中には「今からでも新しい環境でチャレンジしたい!」そう思って転職を検討している方もいるのではないでしょうか。

しかし同時に「50代からの転職は厳しいのでは」「50代から転職は無理なのでは」と躊躇してしまう人も中にはいるかもしれません。

そこで今回は、50代の転職難易度や転職実情を徹底解説します。50代で転職を検討している方向けに、成功のポイントもまとめています。

50代におすすめの転職エージェントも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

50代が転職を考える主な理由

実際に50代で退職した人は一体どのような理由で退職したのでしょうか。厚生労働省が毎年公表する、雇用動向調査のデータをまとめてみました。

50代の主な退職理由

50代で前職を退職した人の主な理由は、以下の通りです。

50代の主な退職理由
  • 1位:自己都合
  • 2位:倒産、整理解雇又は退職勧奨
  • 3位:契約期間の満了

出典:https://mynavi-ms.jp/magazine/detail/000345.html

全年代でトップの退職理由である「自己都合」が50代の退職理由として最も多い結果に。あまり他の年代との差異は見られないようです。

しかし50代になってくると、整理解雇や退職勧奨による離職、非正規雇用の雇い止め等の理由も無視できない割合になっています。

自己都合による退職の内訳は?

一言に自己都合と言っても、理由はさまざまですよね。詳しく調べてみると、50代のかたが自己都合により退職する場合、主に以下のような理由があるようです。

自己都合退職の詳細
  • 労働時間や休日等の条件への不満
  • 仕事の内容への不満
  • 人間関係への不満
  • 身内の介護・看護

出典:厚生労働省 雇用統計調査

50代は他の年代に比べて、賃金よりも働きやすい労働条件を求めているのかもしれません。これには、身内を介護や看護する必要が出てくる年齢であることが大きな理由のひとつでしょう。

自分だけでなく、家族のことを考えてこその退職を決断するようです。

50代が転職を成功させるのは現実的に無理?50代の転職事情

転職するからには、転職先は前より良い条件で働きたいものですが、必ずしも転職が全て成功に終わるわけではありません。

次に、どれほどの50代の方が転職に挑戦し、どのような結果を迎えるのかデータをまとめてみました。

50代で転職する人は少ない

雇用動向調査(令和2年度版)では、年代別の労働者全体に対する転職者の割合(転職入職者率)も見ることができます。

男性 女性
45~49歳 5.2% 9.0%
50~54歳 4.2% 8.5%
55~59歳 5.0% 7.8%
60~64歳 11.9% 7.0%

出典:厚生労働省 雇用統計調査

女性に比べて、男性は定年退職後に次の仕事に就く人が多いこともあって、60歳以降に急上昇しています。

逆に定年まで残り数年に迫った時期(50代後半)に、わざわざ転職を考える人は少ないようです。事実、50代男性の転職入職率は、全年代で最低の数値となっています。

50代で転職するなら、相応の志望動機は必要ですね。

安易な転職は危険!50代は転職後に収入が減少しやすい

50代の転職者がそもそも少ない理由として、転職が必ずしも収入アップに結びつくとは限らないことが大きいと思われます。50代の転職後の収入は、以下の通りです。

増加 ほぼ変化なし 減少
50~54歳 32.6% 28.9% 37.6%
54~59歳 21.4% 30.0% 47.7%

出典:厚生労働省 雇用統計調査

50代で転職をしてもほとんどの場合、収入は変わらないかむしろ減少する、という結果でした。収入を増やすために転職を検討している人は要注意です。

しかし、労働時間や人間関係等が不満で転職を検討する人にとっては、多少の減収は許容できるのかもしれません。

得られる恩恵が少ない時は、転職をやめることも大事な選択肢ですよ。

50代の転職が厳しい3つの理由

50代になると、転職活動も長期化する傾向にあるようです。ここからは、企業がなかなか50代の採用に踏み切れない理由を解説します。

1. 人件費がかかる

一般的に、給料は年齢に応じて高くなる傾向にあります。50代になると企業では役員や管理職に就く人が多くなり、その類のポジションの求人はもともと少ないでしょう。

実際に、50代の方が平均いくらくらいの年収を稼いでいるのか調べてみました。

50代の平均年収は613万円

以下、年代別の平均年収をまとめた表です。

年代 平均年収
全体 男性 女性
20代 348万円 371万円 321万円
30代 444万円 484万円 377万円
40代 510万円 573万円 403万円
50代
以上
613万円 661万円 431万円
表を見ても分かる通り、50代は20〜30代の方と比較しても年収が高い傾向にあります。
その場合、企業側としては人件費の負担が大きいので、若手のように気軽に採用できないのかもしれません。

給料以外で転職動機があれば良いですね。

2. 正社員採用しても働いてくれる期間が短い

もうすぐ定年を迎える50代を採用しても、残り数年しか働いてもらえない可能性がありますよね。

仮に本人が定年後も働く気があったとしても、年齢による体力の衰えで業務についていけなくなることはありますし、突然病気になる可能性も50代だと若い世代より高いでしょう。

そのため、この先数十年働いてくれる可能性のある若手の方が魅力的な人材と企業側に見なされやすいのです。

50代の方は、体力以外で長所をアピールしましょう。

3. 企業に貢献できる知識やスキルが必要

50代でも転職を成功させやすい人物とは、若手よりも活躍期間が限られているぶん、採用後に短期間で企業に貢献することが出来る人材と言えるかもしれません。

 若手社員のように、研修や教育に時間とコストを費やすことはできませんので、ビジネスマナーや社会人としての基本的な知識は習得している必要があります。

さらに言えば、これまでの経験や独自のスキルを活かし、企業側に目に見える成果を短期間のうちに上げる必要があるのです。

自分なりのアピールポイントを見つけて、転職活動の武器にしたいですね

50代での転職に必要な資格・能力 

50代での転職は確かに厳しいですが、若手社員との差別化を図ることで、転職を成功させることができるかもしれません。

下記に、具体的に企業側が50代の人材に求めるものを挙げてみました。

50代が企業から求められること
  • 豊富な実務経験
  • 専門的な知識
  • コミュニケーション能力
  • マネジメント能力

1. 豊富な実務経験

長年の社会経験で培われた経験や人脈は、転職先でも重宝されることでしょう。イレギュラーはどんな業種でも避けては通れませんが、そんな時に経験豊富な社員がいれば適切な対応を取ることができます。

転職先で活かせる人脈があれば、新しい取引先や協力企業が開拓できて、企業の業績に大きく貢献できるかもしれません。

転職先では採用後すぐに後陣の育成や教育ができる人員として期待されるかもしれません。

2. 専門的な知識

蓄積された知識量は年齢を重ねた人の特権と言えます。それが専門的なものであれば尚のことです。

専門知識は特に、高度な技術を必要とする職種への転職で有利に働きます。優れた業績を持っていれば、転職時に相応のポストが用意されていることもあります。

特に同業種への転職を検討する人はアピールしていきたいですね。

3. コミュニケーション能力

業務を円滑に進めるには社内のコミュニケーションが不可欠です。社会経験豊富な50代ならば、コミュニケーション能力に長けた人も多いでしょう。

まだ仕事に慣れていない新人のフォローや若手の意見を積極的に聞く力があると、社内の雰囲気が良くなり、士気向上に一役買うことができるかもしれません。

長年の経験があるからこそできることもあるでしょう。

4. マネジメント能力

前職で管理職に就いていたり、プロジェクトやチームのマネジメント経験がある人は、積極的にアピールしていきましょう。

企業の人事担当者へのアンケートで、50代社員に求める人事施策上の課題は以下のような結果になりました。

50代社員の人事施策の課題(複数回答可)
  • 後進育成(55.3%)
  • 働く意欲(47.6%)
  • 技能伝承(45.6%)

出典:https://www.nipponmanpower.co.jp/cp/evaluate/cc/information/50s-es2012_report/

特に中小企業では、後進の育成が出来る指導者の人員が不していることもあり、リーダーシップを発揮できる人材ならば年齢を問わず積極的に採用している会社も少なくありません。

大手企業からの転職では特に重視される経歴です。

50代で転職を成功させるためのポイント

厳しい転職活動を乗り切るために、または転職を決めた当初の思惑と相違ない結果を導くために、おさえておきたいポイントを見ていきましょう。

1. 転職が決まるまで現職は辞めない

転職活動に集中するために、現職での勤務が煩わしく感じて退職してしまう人も多いでしょう。

しかし、全ての年代に共通して言えることですが、採用が決まる前に現職を退職することは避けた方が無難です。

 収入元が無くなるなることはもちろん、離職期間が長くなるほど履歴書の印象が悪くなり、転職に不利になる危険性があります。

転職活動が本格化してくると、面接や入社試験等で現職と兼ね合いが取りづらい日々が続きます。自身や家族の生活のためにも転職先の入社日が決定するまで、退職は控えるようにしましょう。

十分な蓄えがあれば、余裕を持って転職活動ができるでしょう。

2. 家族の同意を得て応援してもらう

若年層の転職と違い、50代では既に家族を養っている人も多いでしょう。転職活動を始める前に家族の同意は得ておくようにしましょう。

 50代は転職後に収入が減少する可能性があるので、子供の教育費や持ち家のローンの支払いなど、お金のことに関してはよく相談しましょう。

その他、転職によって勤務体系が変わって、家族の触れ合いに支障をきたす場合も考えられます。家族間でしっかりと話し合って理解してもらえれば、家族は転職を応援してくれるかもしれません。

家族が応援してくれれば、転職活動も捗りそうですね。

3. 条件は交渉で譲歩できるところを探す

転職先を選定する際、どうしても前職や業界全体の環境や給与相場と比較してしまいがちですが、条件にこだわり過ぎると転職先がなかなか決まらないことがあります。

年齢がネックとなる50代の転職では、正社員雇用よりも有期雇用であるケースも多いです。場合によっては雇用形態にこだわりを捨てた方が、環境や報酬面で良い条件の転職先を見つけられるかもしれません。

ただし転職を後悔しないために、自分が求める最低条件は明確にしましょう。

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50代におすすめの転職エージェント4選

ここからは、4つの50代におすすめな転職エージェントをご紹介します。どこも利用は完全無料かつ、50代の方の転職実績もありますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

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リクルートエージェント 転職者の年収増減

公開求人数 非公開求人数
15万3,162件 20万8,856件
ユーザー年齢層 対象エリア
20〜50代 全国

※1:公式サイトの文言によります。
※2:2011年度にリクルートエージェントを利用して転職した方のうち
出典:リクルートエージェント公式サイト

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doda 年代別の平均年収アップ率

※調査期間:2013年1月〜2014年6月にdodaエージェントサービスを利用して転職した方

公開求人数 非公開求人数
11万5,430件 未公開
ユーザー年齢層 対象エリア
20〜50代 全国

※公式サイトの文言によります。
出典:doda公式サイト

 

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マイナビエージェント

mynavi-agent

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利用料金 無料

出典:https://careercarver.jp

【よくある質問】50代未経験OK、正社員の求人はある?

50代転職におすすめの転職エージェントは?
各々強みを持っていますので一概に言えませんが、まず利用するなら、リクルートエージェントが求人数が多くおすすめです。
50代転職には転職エージェントとハローワークどちらの利用がおすすめですか?
ハローワークは各地に点在していて、無料で求人広告を出せるので、地元の中小企業が多く求人を掲載しています。大手企業や転職サポートを受けたい場合は転職エージェントの利用をおすすめします。場合によっては併用しても良いでしょう。
50代から未経験の業種に挑戦できますか?
未経験の50代を積極的に採用している主な業種に警備・ビルメンテナンス業界医療・介護業界があります。
50代から転職する際に有利な資格はありますか?
収入アップを求めるなら、同業種に転職することを前提として前職に関わりのある資格を取得しておくと良いでしょう。
女性でも50代で転職できますか?
パートや派遣など非正規雇用者を含んだ数字ですが、50代女性の転職者は男性よりも多いです。正規雇用にこだわらなければ50代でも活躍できる場はあります。
50代女性が転職する際におすすめの転職エージェントはありますか?
「女の転職 type」など女性求人に特化したエージェントもありますので、利用してみても良いでしょう。
50代で転職する際の志望動機はどう伝えたらいいでしょうか?
自分が今まで社会人として学んだことや経験したことを中心に転職先へ活かせる事と熱意をアピールしましょう。年齢を気にするあまり謙遜し過ぎるのは禁物です。

まとめ

少子高齢化社会で労働人口が年々減っている日本社会では、まだまだ50代の力は必要とされています。50代の転職は20代や30代の若者に比べて厳しいイメージがありますが、決して無理な話ではありません。

自分の年齢をネガティブに捉えるのではなく、豊富な経験や知識量を上手くアピールして、採用を勝ち取りましょう。ぜひ今回の内容を参考に、50代からの転職に挑戦してみてください。

まずは転職エージェントに登録することから始めましょう。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等を提供する企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事の内容は、本記事内で紹介されている商品・サービス等の仕様等について何らかの保証をするものではありません。本記事で紹介しております商品・サービスの詳細につきましては、商品・サービスを提供している企業等へご確認くださいますようお願い申し上げます。
・本記事の内容は作成日または更新日現在のものです。本記事の作成日または更新日以後に、本記事で紹介している商品・サービスの内容が変更されている場合がございます。
・本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他の企業等の意見を代表するものではありません。
・本記事内で紹介されている意見は、意見を提供された方の使用当時のものであり、その内容および商品・サービスの仕様等についていかなる保証をするものでもありません。
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