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名刺交換は片手でしてもよい!? 気をつけるべき5つのポイント

キャリア

 知っているようで意外と知らない社会人マナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ!

名刺交換

※画像はイメージです

 企業研修や、メディア出演、ドラマのマナー指導なども行い、『入社1年目ビジネスマナーの教科書』などの著書もあるビジネスマナーのプロ、金森たかこ氏に正しいビジネスマナーについて話を聞きました。

 こんなシチュエーションでどんなマナーが正しいのか? みなさんも考えてみてください。

名刺交換5つのチェックポイント

「名刺交換」はビジネスコミュニケーションの出発点です。第一印象でつまずかないためにも、正しい名刺交換のマナーを習得しましょう。

 原則、名刺交換はお互いが向き合い立って行うのがマナーです。ビジネスシーンでは「同時交換」が一般的ですので、その際に必要な5つの基本手順をマスターしてください。

 1つ目に名刺を取り出すのはできるだけ同時に行いましょう。会社名と名前は訪問した側(あるいは目下側)から先に名乗ります。

 2つ目は自分の名刺は必ず相手が読める方向に向けます

 そして、右手で名刺を差し出し、相手の名刺入れの上に置いてください。名刺を差し出す際、自分の名刺が相手の名刺より上の位置にならないように注意しましょう。

 3つ目は名刺の受け取り方です。相手の名刺は、左手で持っている自分の名刺入れの上で受け取るようにします。

 4つ目は、自分の名刺を渡し終えたら、すぐに右手を受け取った相手の名刺に添えます。そして、「頂戴いたします」と言ってから、両手で持ち直してください。

 5つ目は名刺を持つ高さです。いただいた名刺は自分の胸の高さでキープして一読し、改めて名前や肩書きなどを確認しましょう。

 面談中は相手の名刺を自分の名刺入れの上に乗せ、左斜め前に置きます。相手が複数の場合は、役職が一番上の人の名刺を名刺入れの上に乗せてください。このとき、座席順に並べておくと顔と名前が一致します。

名刺入れをパンツのポケットに入れるのはNG!

「名刺入れ」はスーツの内ポケット、もしくは鞄の中にしまいましょう。パンツのポケットにしまう姿はスマートとはいえません。とくにお尻のポケットから出した名刺を相手に差し出すのは失礼にあたります。

 また、名刺入れはスチール製よりも革製がオススメです。

 内部に間仕切りのあるニ段タイプのもので、上段に相手の名刺を、下段には自分の名刺を入れるようにすると、名刺をくださった方への敬意も表せます。

 手をすべらせて落とした場合、大きな音をたてる金属系の素材は避けた方が無難です。

 多くの情報が記された名刺は「相手の分身」です。紙一枚といえども敬意を払い、丁寧に取り扱いましょう。そうすれば、おのずと周囲から一目置かれる存在になれます。

<TEXT/金森たかこ 構成/永田明輝>

マナー講師・話し方マナーコミュニケーション講師。心からのマナーを伝える第一人者 マナーコンサルタント 西出ひろ子に師事し、テレビ・雑誌などのメディアでも活躍中。著書『入社1年目ビジネスマナーの教科書』『入社1年目人前であがらずに話す教科書』(ともにプレジデント社)好評発売中。公式サイト「ウイズ株式会社