水道屋がタピオカ、アパレル事業に進出。“令和のヒットメーカー”が明かす、独自の審美眼
アパレル業界の「アップル」を目指す
アップルの創業者スティーブ・ジョブズはタートルネックにジーンズ、スニーカーと毎日同じ服を着ていた。その影響を受けた関谷氏も、「服に振り回されない時代」がやがて訪れるという。
「私は昔、時計がすごく好きでコレクションしていました。毎日服に合わせて時計を選ぶのが楽しかったんですが、Apple Watchを買ってからはあれこれ時計を選ばず、そして流行りに振り回されないようになった。
アップル製品の魅力は普遍であり、今も多くの人々に愛されている。これこそ、WWSの根底にあるブランド体験であり、将来は“アパレル業界のアップル”を目指したいと考えています」
2023年度までには国内の主要都市を中心に直営の常設店を15店舗、そしてコロナの状況を鑑みながらロンドンを皮切りにグローバルへ進出する準備を進めているという。WWSの今後の展開に期待したい。
<取材・文・撮影/古田島大介>