車が新車みたいにツヤツヤになる技術って?KeePer技研の社長に直撃
コロナ禍で満員電車を避けるために、マイカー通勤を認める企業が増えるなど自家用車が改めて注目されている。
とはいえ、マイカーを持つと、税金や燃料代、さらにはメンテナンス費用などの維持費もかかってくる。長く乗るためにも少しでも出費を抑えたいものだが、そんなときに覚えておきたいのが「カーコーティング」という選択肢だ。
業界大手・KeePer技研が今年2月下旬から販売している新車用コーティング、「EX KeePer」は、「新車を超えるツヤ」「過剰なまでの美しさ」と話題になっている。そもそもなぜ車をコーティングしたほうがいいのか。そして、「EX KeePer」は従来の製品と何が違うのか。
同社の賀来聡介社長に話を聞いた。
カーコーティングは経済的にも良い!
――コロナ禍で自家用車が改めて注目されていますが、そもそも車にとってコーティングは必要なものなのでしょうか。
賀来聡介(以下、賀来):当社は1985年に創業し、洗車やカーコーティングの施工、関連機器の販売などを手掛けています。一昔前だと、コーティングは一部のこだわりの強い車好きの人がするものというイメージでしたし、「コーティングなんてどうせ効かない」「どれも同じ」と思っていた人も多かったかもしれません。
しかし、当社の製品は高い性能が評価され、「本当に効くカーコーティング」として口コミを中心に広がってきた実績があります。
まず、コーティングをすると車齢が伸びます。車のボディーがきれいな状態で維持できるのは、それだけ長く乗ることができるということです。あと、少し雨が降っただけで汚れが落ちるので、洗車回数も減り、結果として経済的にも良い。まだ「必要商品」ではないかもしれませんが、私はそうなりつつあると思っています。
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新車用に新たに生まれた「EX KeePer」
――愛車のためにも、カーコーティングは欠かせない存在ですね。では、新車用カーコーティング「EX KeePer」の“過剰なまでの美しさ”はどのように生み出せたのでしょうか。
賀来:KeePer技研にはコーティングでコストパフォーマンスに優れた「クリスタルキーパー」、圧倒的なツヤが出る一番人気の「ダイヤモンドキーパー」というベストセラー製品があります。さらに「Wダイヤモンドキーパー」では、コーティング史上最高の美しさを実現してきました。
しかし、KeePer技研とドイツのSONAXの開発チームは、「Wダイヤモンドキーパー」を超える、とんでもない美しさを造り上げることに成功しました。それが、「EX KeePer」です。そしてそれを生み出したのは、圧倒的な厚みを持つコーティング被膜です。
ドイツSONAXのマンフレッド・ピッチ博士が生み出した不思議な分子構造を持つ被膜をもとに、KeePer技研の技術チームが2年がかりで開発を行い、この新製品を完成させました。「EX KeePer」は従来製品と同様に、強力な撥水力で汚れがつかず、水垢や水しみを防ぐことはもちろん、それに加えて新車を超えるツヤ、息をのむような美しさを実現しています。
現在のコーティングの主流は、車の塗装の上により硬いガラス質の被膜を薄く塗布するものです。だから被膜が薄く、手触りもガラスのようなキュキュッとした感触です。しかし、「EX KeePer」は独自技術で、ガラス被膜の上に従来比より何倍も厚い2ミクロンのコーティング被膜を実現し、この厚みが“過剰なまでの美しさ”を創り出しました。
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強気な価格帯でも「順調に売れています」
――新車用のサービスですが、経年車にも施工できるのでしょうか?
賀来:はい、新車用の製品ですが、経年車にも施工できます。新車だったら新車を超えるツヤ、経年車だったらまるで新車のような仕上がりになります。視覚だけでも明らかに違いが分かるのですが、触ってみるとその差は歴然です。乾燥時でも、しっとりと濡れたような不思議な触り心地です。とにかくすごいですよ。効果は触っても分かるんです。それくらいコーティングの差はありますね。
――施工値段は「EX KeePer」がSSサイズで10万8100円~、「EX KeePer PREMIUM」だとSSサイズで16万2100円~。どちらも強気な価格帯になっています。
賀来:もちろん、価格は大事な選択基準なので、ご自分の乗り方、カーライフに合わせて最適なものを選んでいただければと思います。ただ、かつてのコーティング価格は1台5万円程度でしたが、最近は車体価格と同じように、お客様からの「もっといいものが欲しい」という声に応えて、価格帯も上がってきています。
特に「EX KeePer PREMIUM」はボディー以外にもトランク、ボンネットの裏、ドアの隅などにもコーティングする、KeePer技研が持つ最高峰のコーティングです。ですから、高価格でもお客様の支持を得て順調に売れています。ぜひ従来とは比べ物にならないほどの違いを実感していただきたいですね。
<取材・文/中野龍 撮影/山川修一 提供/KeePer技研>