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「佐藤様がお目見えになられる」はNG?正しい敬語は「5つの型」でマスターできる

キャリア

 知っているようで意外と知らない社会人のビジネスマナー。社会人になりたての頃ならまだしも、入社して3年過ぎても知らなかったり、間違ったマナーを覚えていたりすると、思わぬタイミングで恥をかくことになりますよ。

 今回は「敬語の基本」について、企業研修や、メディア出演、ドラマのマナー指導なども行い、ベストセラーとなった『入社1年目ビジネスマナーの教科書』などの著書もある金森たかこ氏に話を聞きました。

 こんなシチュエーションでどんなマナーが正しいのか? みなさんも考えてみてください。

敬語の基本は「5つの型」にあり

ビジネスマン

※画像はイメージです(以下同じ)

 敬語は多種多様なビジネスパーソンと良好なコミュニケーションを図るための「武器」です。

 敬意を表す敬語は、適切に用いることが大切です。言い回しひとつで相手から不評を買う可能性もあるからです。仕事を円滑に進められるように、正しい敬語をマスターしてください。

 日本語の敬語には「5つの型」があります。ビジネスのシチュエーションに応じて使い分けましょう。

1.尊敬語
 敬意を表したい相手の行動、状態、物事を高めて表現し、敬う気持ちを表す言葉。相手を主語にして考えます。

■「尊敬語の具体例」
 社長が見る→社長がご覧になる
 お客様が言う→お客様がおっしゃる
 部長が荷物を持つ→部長が荷物を持たれる

2.謙譲語Ⅰ(伺う・申し上げる型)
 自分の行動、状態、物事をへりくだって表現し、結果として相手を高める言葉。自分側を下げて表すので、必然的に「私」が主語になります。

■「謙譲語Ⅰの具体例」
 夕食を食べる→夕食をいただく
 偉い先生に会う→偉い先生にお目にかかる
 お客様に届ける→お客様にお届けする

3.謙譲語Ⅱ→丁重語(参る・申す型)
 謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱは「敬うべき動作の対象」によって区別されています。謙譲語Ⅰの場合、敬うべき対象は相手本人(向かう先の人物を立てる)となります。謙譲語Ⅱは、敬うべき対象が本人ではない場合(自分側の行為、物事などを丁重に述べる)の謙譲語です。おもに丁寧な報告をするときなどに使われます。

■「謙譲語Ⅱの具体例」
 食事にきました→食事に参りました
 母に言っておきます→母に申し伝えます

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