トラベルローンは学生でも利用できる?おすすめのトラベルローンや審査に通るためのコツ

旅行にかかる費用、交通費や宿泊代、旅行先で色々と支払う諸費用は現金でなくても、クレジットカードはもちろん、ローンで支払うこともできます。

そして、旅行に関する費用に利用できるローンが「トラベルローン」です。

このトラベルローンは旅行代理店のトラベルローン(分割払い)、信販会社・銀行のトラベルローン(目的別ローン)と大きく2つに分けることができます。

ではトラベルローンとは何か?詳しく解説していきます。

トラベルローンの特徴を取り扱い先別に比較

トラベルローンにはどんなものがあるのか?よく目にするトラベルローンを調査、その特徴を比較、表にまとめました。

各社のトラベルローン比較表
取り扱い先トラベルローンの種類金利借入金額旅行代金以外の利用利用可能年齢契約時の手数料利用条件
JTBローン
公式サイト
旅行代理店11.90%3万円~旅行代金のみ×18歳~調査中
H.I.S.トラベルローン
公式サイト
旅行代理店1.5%~19.8%旅行代金のみ×18歳~2,160円
パーパスジャパン
公式サイト
旅行代理店利用額と返済回数による
公式サイト返済シミュレータ参照
旅行代金のみ×18歳~調査中
地球の歩き方ORIX
公式サイト
信販会社6.0%~10.0%10万円~800万円20~65歳調査中
バリスタイル取り扱い終了信販会社1.65%~33%旅行代金他×18歳~調査中
アプラストラベルプラン
公式サイト
信販会社7.2%~14.4%10万円~300万円20~65歳調査中
オリコマイティエール
公式サイト
信販会社6.0%~13.2%10万円~300万円20歳~必要となる場合がある
ニッセンレンエスコート
公式サイト
調査中9.80%10万円~200万円20~64歳調査中
楽天銀行トラベルローン
公式サイト
銀行11.50%10万円~100万円20~60歳なし前年度の税込年収300万円以上
ANA支店トラベルローン取り扱い終了銀行3.6%~14.9%10万円~990万円20~65歳なし

旅行代理店で案内されるトラベルローンは「信販会社の分割払い」が多く、旅行代理店と信販会社が提携し案内しているローンです。

また信販会社・銀行のトラベルローンは、「目的別ローン」であり、旅行費用を目的に融資するといったものです。

トラベルローンといっても利用する借入先によっては、借りることができない項目(旅先でのお小遣いなど)があるので注意が必要です。

トラベルローンで交通費・宿泊代のみ借りたい場合なら

交通費や宿泊代だけといった「旅行代金のみローンで支払いたい」方であれば、旅行代理店のトラベルローン(分割払い)を利用しましょう。

旅行代理店のトラベルローン(一例)
  • JTBローン
  • H.I.S.トラベルローン
  • パーパスジャパン

ただしローンで借りることができるのは交通費や宿泊代のみであるため、旅先で使いたいおこづかい等はローンで借りることができません。

つまり旅先での諸費用(食事、お土産を買う)は借りることができません。

旅行代理店で案内されるローンを利用する場合はどんなことに利用できるのか?事前に確認しておきましょう。

支払いと返済の仕組みについて

支払いは旅行代理店のトラベルローンの場合、信販会社から旅行代理店へローンを組んだ金額が支払われます。

返済はご自身の金融機関口座から引き落としとなり、利用者がトラベルローンを契約した信販会社に返済します。

トラベルローンで交通費や宿泊代以外の諸費用も借りたい場合なら

旅行に関する諸費用も借りたければ、信販会社や銀行のトラベルローン(目的別ローン)を利用しましょう。

信販会社・銀行のトラベルローン(一例)
  • 地球の歩き方 ORIX
  • アプラス トラベルプラン
  • オリコ マイティエール
  • ニッセンレンエスコート
  • 楽天銀行トラベルローン

信販会社や銀行のトラベルローンであれば、交通費や宿泊代だけでなく、諸費用も含めた希望額を借りられます。

信販会社・銀行のトラベルローンで利用できる項目
利用できる目的
旅行代金(国内、海外旅行に伴う諸費用)、交通機関に関わる費用、宿泊費用、パック旅行費用など

ただし利用するためには年収の条件があるため、誰でも利用できない場合があります。例えば「楽天銀行トラベルローン」であれば、前年度が300万円以上の収入(年収)が必要です。

また、銀行のトラベルローンの場合、年収の条件の他、融資までの手続きに手間がかかるのも難点です。

支払いと返済の仕組みについて

旅行代理店ではなく、信販会社・銀行のトラベルローンの場合、利用者がローンを組んで融資してもらったお金を旅行代理店に支払います。

つまり、旅行代理店のトラベルローンよりも一手間かかります。

返済に関しては旅行代理店のトラベルローン同様に契約した信販会社、銀行に支払えばOKです。

返済は利用するトラベルローンで異なりますが、契約先の金融機関口座(銀行普通預金口座)からご自身の金融機関口座、自動引落しされることがほとんどです。もし利用するのであれば、引き落としに利用する金融機関の情報を用意しておきましょう。

トラベルローンへ申し込む時に必要な物とは

申し込みに必要な物(必要書類)は、利用するトラベルローンにより多少異なります。

旅行代理店のトラベルローン(分割払い)の場合

基本的に提出する書類は少なく、年収等も申込書に記載、収入証明書も不要です。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • パスポート

あとは申し込み時には返済時に利用する、引き落とし金融機関口座の情報、銀行等のお届け印も用意しておきましょう。

信販会社や銀行のトラベルローン(目的別ローン)の場合

本人確認書類の他、年収を確認する書類の提出が必要となる場合があります。

本人確認書類
  • 運転免許証
  • パスポート

申し込み時、年収を確認できる物の提出が必要です。

年収を確認できるもの(収入証明書)
利用目的を証明する書類の提出(資金用途確認書類)が必要

信販会社・銀行のトラベルローンの場合、利用目的(旅行)を証明する確認書類の提出、「資金用途確認書類」が必要となります。

資金用途確認書類は見積書などを提出するのですが、ご自身で作成した物ではなく、旅行代理店が作成した書類が必要です。

ローンで利用したい目的に関する全ての情報を事前に確認できる書類を提出しなければなりません。

ツアーであれば問題ありませんが、フリーで計画する旅行の場合、事前に細かな見積もりは難しいため、旅行代理店のツアー以外で利用する場合は難しいでしょう。

また融資が決定されるまで1週間以上かかる時もあるため、必要書類を揃えることを含め、余裕をもって申し込みましょう。

申し込み方法について

申し込みも各社により異なります。

取り扱い先申し込み方法
JTBローン日本全国、お近くのJTBローン取扱店(来店予定の店舗に事前確認がおすすめ)
H.I.S.トラベルローン営業所 or インターネット申込(オリコWEBセンター)
地球の歩き方インターネット申込
パーパスジャパン調査中
アプラス(トラベルプラン)インターネット申込
オリコ マイティエールインターネット申込
ニッセンレンエスコート電話、郵送
楽天銀行トラベルローンインターネット申込

JTBやH.I.Sなど旅行代理店であれば、来店時にそのままローン契約ができます。

利用する予定の旅行代理店が決まった時点でトラベルローンが利用できるかも事前に確認しておきましょう。

トラベルローンは審査なしで利用できる?

トラベルローンですが、審査なしで利用することはできません。なぜなら申し込み後、審査は必ず行われるからです。

つまり審査に通過しなければ、トラベルローンを利用できません。またトラベルローンの審査は銀行のトラベルローンが一番厳しくなります。

これは前年度の年収に条件がある、低金利で利用できるためです。

審査に落ちたくない方であれば、旅行代理店のトラベルローン(分割払い)を利用しましょう。

トラベルローンの審査に落ちる可能性がある人とは

過去にローンを利用していた時に返済が長期間滞ったことがある方の場合、トラベルローンの審査に落ちる可能性があります。

これは金融事故に該当し、新規のローン契約ができない状態であるためです。

携帯料金の払い忘れも審査落ちの原因になり得る

携帯料金の払い忘れなども金融事故に該当します。

これは携帯(スマホ)の本体代金を分割払いで購入、通話料諸々と込みで支払っている場合です。

つまり返済のし忘れは金融事故に該当してしまう可能性が高くなります。

審査を担当する保証会社からも判断する

トラベルローンの審査は主に保証会社が担当します。

もし利用するトラベルローンの保証会社が、過去にローン等で利用した際、何かトラブルを起こしたことがある保証会社であれば、審査落ちする可能性が高くなります。

取り扱い先保証会社
JTBローンセディナ or ジャックス
H.I.S.トラベルローンオリエントコーポレーション
地球の歩き方オリックス・クレジット株式会社
パーパスジャパン調査中
アプラス トラベルプラン株式会社アプラス
オリコ マイティエールオリコ
ニッセンレンエスコート調査中
楽天銀行トラベルローン楽天カード

トラベルローンは学生でも利用できる?

学生でも18歳以上であれば、トラベルローンは利用できます(高校生以下は利用できません)。

ただし、8~20歳以下の場合は親権者の同意書が必要であること、親に連帯保証人になってもらう必要があります。

各社のトラベルローンにおいて、学生(未成年)の人が利用できる条件をまとめてみました。

学生(未成年)がトラベルローンを利用するための各社条件一覧
取り扱い先学生の利用利用条件他
JTBローン収入がなければ親が連帯保証人
H.I.S.トラベルローン親権者の同意確認が必要
地球の歩き方年収証明が必要
パーパスジャパン親権者の同意確認が必要
アプラス トラベルプラン収入証明書が必要
オリコ マイティエール調査中調査中
ニッセンレンエスコート調査中調査中
楽天銀行トラベルローン税込年収300万円以上

連帯保証人は借りた本人が返済できない時に代わりに返済する義務が生じます。

20歳以上でもアルバイトをしていない等、収入があると見込めない方は親に連帯保証人になってもらう必要があります。

またローンを組めば利息も支払うことになるため、親に連帯保証人を頼むのであれば、お金をかしてもらえないか?相談するのも一つでしょう。

まとめ!トラベルローンについて

では最後にトラベルローンについてまとめます。

トラベルローン(旅行代理店)の場合

トラベルローンで手軽に利用するなら、旅行代理店で案内しているトラベルローンです。

メリットとしては旅行代理店で手続きを行えば、その場でローンの申し込みから手続き、支払いも済ますことができることです。

デメリットは交通費や宿泊代以外の費用は借りることはできないことです。

もし旅先でのおこづかいも借りたい場合であれば、他のローンを利用しましょう。

トラベルローン(信販会社・銀行)の場合

交通費や宿泊代以外の費用も借りたければ、信販会社や銀行のトラベルローンであれば、借りることは可能です。

メリットは旅行に関する様々な費用に利用できること、そして低金利で利用できることです。

デメリットは申し込み時に旅行で利用することを証明する書類、資金用途確認書類などを提出しなければならないなど手間がかかることや、融資までに時間がかかることです。

また銀行のトラベルローンの場合、前年度の年収に条件があるなど、利用できる人は限られます。

トラベルローンの代わりにカードローンを利用するのも一つ

申し込み時の手続きも簡単、資金用途も問われないカードローンを、トラベルローンの代わりに利用するのも一つです。

カードローンは銀行や消費者金融で取り扱っていおり、例えば三井住友銀行カードローン、プロミス等はテレビCMで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。

他にもネットバンキングの楽天銀行スーパーローン、長期間無利息で借りられるレイクALSAなど選択肢も豊富です。

カードローンは銀行のトラベルローンよりも金利は高め

カードローンの金利(実質年率)は銀行のトラベルローンと比べるとやや高くなりますが、信販会社のトラベルローンで分割回数を増やした場合と比較すると金利差はわずかです。

では、利用者が多い(学生でも利用可)カードローンと、一般的なトラベルローンの金利や申し込み条件などを比較してみました。

取り扱い先ローン種類金利(実質年率)借入金額利用可能年齢WEB完結
JTBローントラベルローン(旅行代理店)11.90%3万円~旅行代金の範囲18歳~×
H.I.S.トラベルローン トラベルローン(旅行代理店)1.5%~19.8%(分割回数などで異なる)旅行代金分の範囲18歳~
楽天銀行トラベルローン銀行・目的別ローン11.50%10万円~100万円20~60歳
楽天銀行スーパーローンカードローン1.9%~14.5%最大800万円20~62歳
三井住友銀行カードローンカードローン年4.0%~14.5%10~800万円満20歳以上満69歳以下○(※)
プロミスカードローン4.5%~17.8%1~500万円18~74歳
レイクALSAカードローン4.5%~18.0%1~1,000万円20~70歳
※三井住友銀行の普通預金口座・キャッシュカードをお持ちなら、申込から契約までの手続きがWEBで完結。

金利(実質年率)を見ると差がありますが、借りる金額によってはそこまで差は生じません。

例えば10万円借りた時、30日間の利息をJTBローンとカードローンで比較してみましょう。

30日間の利息は「100,000×金利(実質年率)÷365×30」で計算します

取り扱い先金利(実質年率)30日間借りた時の利息額
JTBローン11.90%978円
楽天銀行スーパーローン三井住友銀行カードローン年14.5%1,192円
プロミス17.8%0円(※)
レイクALSA18.0%0円(※)
※無利息サービス利用時

プロミスは30日間無利息、レイクALSAは60日間、もしくは180日間無利息で借りられます

あと利息を減らす方法として、毎月最低返済額以上に返済する、まとめて返済(一括返済)することです。

カードローンは使い道を問われないため、使い方次第ではトラベルローンよりもメリットがあります。

旅行以外の費用にも利用できるため、使い勝手の良いローンです。

カードローンの特徴とは

カードローンであれば、50万円以下の利用であれば収入証明書は不要、申し込みもインターネット(WEB)で可能など手続きも簡単です。

また、契約する時も基本的に本人確認書類の提出で利用可能、利用先銀行口座も不要です。

大手消費者金融のカードローン
消費者金融名借入限度額実質年率融資まで土日融資独自サービス
プロミス 1~500万円 4.5%~17.8%最短25分30日間無利息24時間365日振込融資カードレスキャッシング
レイクALSA 1~500万円 4.5%~18.0%最短1時間60日or180日間無利息カードレスキャッシング
アコム 1~800万円 3.0%~18.0%最短1時間30日間無利息
SMBCモビット ~800万円 3.0%~18.0%最短即日カードレスキャッシング
アイフル ~800万円 3.0%~18.0%最短即日30日間無利息カードレスキャッシング

消費者金融のカードローンであれば、レイクALSAならWEB限定申込&初めて利用する場合、60日間無利息で利用できます。

メガバンク・ネットバンクのカードローン
銀行名借入限度額金利口座開設独自サービス
三井住友銀行カードローン 10~800万円 年4.0%~14.5%不要外国籍の人でも永住権なしで借入可能WEB完結(※)
三菱UFJ銀行バンクイック 10~500万円 1.8%~14.6%不要特になし
みずほ銀行カードローン 10~800万円 2.0~14.0%必要住宅ローンの利用で-0.5%の金利引き下げ
楽天銀行スーパーローン 最大800万円 1.9%~14.5%不要入会(契約)で楽天ポイント1,000ポイントプレゼント
※三井住友銀行の普通預金口座・キャッシュカードをお持ちなら、申込から契約までの手続きがWEBで完結。

カードローンは利用しやすいのが特徴ですが、トラベルローンと比べると金利は高くなる傾向があります

利用する前にトラベルローンとカードローンの金利と比較しておきましょう。

短期間で返済するのであれば、カードローンは無利息で利用できる場合もあるため、利息なしで旅行費用を借りることも可能です。借りる金額、返済する期間から選びましょう。