医療ローンはどのようなローンがある?審査ポイントや返済プランについて詳しく解説します

美容整形の費用を医療ローンで支払うのは珍しいことではありません。

美容整形外科やレーシック、員ブラントなどのクリニックで案内しているローンで「メディカルローン」という名前を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、医療ローンで美容整形費用の支払いを考えている人に知っておいてほしい情報を詳しく解説していきます。特に少しでも金利が低いところでローンを組みたい、一括返済や繰り上げ返済を考えている人は最後までご覧ください。

本記事を読むことでわかること
  • 医療ローンに利用できること
  • 医療ローンの金利と取り扱い先について
  • 信販会社の医療ローン(分割払い)について
  • 銀行の医療ローン(目的別ローン)について
  • 医療ローンの審査について
  • 医療ローンの繰り上げ返済や一括返済について
  • カードローンを利用し医療ローンよりも利息を減らす方法

医療ローンは医療費、治療費他、保険適用外の費用にも利用できる

医療費、治療費の支払いは現金になるため、医療費、治療費を現金で支払えない場合に医療ローンを利用します。

医療ローンは医療費が高額となった場合や、保険が適用されない治療や医療が発生した際に組むことができるローンです。

美容整形やレーシック、インプラント費用の支払いはもちろん、医療費に関する支払い目的ならば、どんな医療費、治療費にも利用できるローンです。

医療ローンには、クリニックで提携しているメディカルローン、医療クレジットや銀行で取り扱っている医療ローンなどがあります。医療ローンは、下記のよう医療費、治療費に利用できます。

医療ローンはこんな医療費用、治療費に利用できる
  • 健康保険のきかない治療費(脱毛、審美歯科など)
  • 入院費用
  • 病院等の治療費
  • 自由診療費
  • 先進医療費用

上記の医療費、治療費を現金で支払うことが難しい場合に医療ローンを利用します。

医療ローンは「クリニック等で案内される医療ローン(分割払い)」「銀行の医療ローン(目的別ローン)」の大きく2つに分けることができます。

また、医療ローンではありませんが、医療費、治療費の支払いに使い道自由なカードローンを利用する方法もあります。

医療ローンの金利、種類
項目クリニックの医療ローン銀行の医療ローン使い道自由なローン
ローンの種類分割払い・目的別ローン目的別ローンカードローンなど
業態信販会社銀行銀行、消費者金融
金利~年14.0%程度
~年11.0%程度
~年18.0%程度
取り扱い先例高須クリニック
金利:年9.0~13.0%
千葉銀行
金利:年5.0~5.2%
楽天銀行
金利:年1.9~14.5%

医療ローンの金利や利用目的を取り扱い金融機関、信販会社ごとに調査

医療ローンを取り扱っている金融機関、信販会社の金利と利用目的を調査しました。

下記表を見ると美容整形クリニックの場合は信販会社の医療ローンの取り扱いが多く、銀行の場合は、地方銀行での医療ローンの取り扱いが多くなり、信販会社の医療ローンより低金利です。

地方銀行の医療ローンは「銀行の営業区域内に住んでいること」「前年度の年収が150万円以上」など、医療ローンの利用に一定の条件がある銀行が多くなります。

金利だけで見ると銀行の医療ローンは魅力的ですが、クリニックの場合は通いたいクリニックにどんな医療ローン(メディカルローン)が利用できるのかを聞いてみましょう。信販会社の医療ローンの中には、セイコメディカルのように分割回数次第で無金利で利用できる所もあります。

銀行の医療ローン、もしくはクリニックの医療ローン(信販会社)を利用するかは、金利だけでなく医療ローンの利用のしやすさ、無利息、無金利サービスの有無や分割の回数など、総合的に判断しましょう。

医療ローンとして案内されている商品一例
商品名業態金利融資額
アプラス多目的プラン信販会社年7.20~14.40%費用を分割払い
高須クリニックの医療ローン信販会社年13.0%費用を分割払い
UCS メディカルローン 信販会社年9.80%10万~190万円
セイコメディカル信販会社無利息費用を3回~24回で分割払い
スターワン目的ローン銀行年2.80~7.80%10万円以上500万円以下
ちばぎん医療ローン地方銀行年5.00~5.20%最大500万円
千葉銀行医療ローン固定金利型地方銀行年6.20%10万円 ~ 500万円
フリーパレット地方銀行年3.975~11.95%最大500万円
福岡銀行メディカルローン地方銀行年6.00%10万円以上300万円以下
愛媛銀行メディカルローン地方銀行年8.80%最大300万円
沖縄銀行メディカルローン地方銀行年4.80~6.80%10万円以上300万円以内
秋田銀行生活応援ローン
≪Aサポート≫ケアコース
地方銀行年3.50%10万以上300万円以内
つくばメディカルローン地方銀行年3.50%最大300万円
調査日:2021年4月

信販会社の医療ローンの分割払いについて

美容クリニックなどで案内されている医療ローンは信販会社の分割払いが多く、美容整形にかかる費用を分割して払う契約を結びます。美容クリニックなどでは、医療ローンと記載されている他に医療クレジットや分割払いと書かれていることもあります。名称が変わってもローン内容や支払い方法は殆ど変わりません。

信販会社の医療ローンに申し込みできる人

信販会社の医療ローンは「20歳以上で安定した収入がある」「18~20歳で収入があり、親が連帯保証人になること」「18歳未満なら親が代わりに医療ローンを組む」という条件を満たせば、医療ローンに申し込むことが可能です。

安定した収入とは?

安定した収入については正社員でなくても、契約社員やアルバイトもOKです。例えば、20歳以上でアルバイトなどの収入があれば、信販会社の医療ローンを利用することが可能です。

18~20歳でも収入がある&連帯保証人をつければ利用可能

20歳未満の人も同様に、安定した収入があれば本人名義で信販会社の医療ローンを組むことは可能ですが、親(親権者)が連帯保証人になる必要があります。医療ローンを組んだ人が返済できなくなった場合、連帯保証人が代わりに医療ローンの返済を強制されます。つまり、お子さんが医療ローンの分割を支払えなくなった場合、親が代わりに支払うことになります。

また、医療ローンを組む前に未成年が整形する場合、両親のいずれか(親権者の内1名)の同意書が必要となります。同意書は施術を受ける美容クリニックによって異なりますが、整形を受けるお子さんと親の名前の記入が必須です。

高須クリニック 同意書サンプルダウンロードページ
http://www.takasu.co.jp/common/pdf/agreement.pdf

18歳未満なら親が代わりに医療ローンを組む必要がある

18歳未満の場合、ローン自体を組むことができないため、親権者である親が代わりにローンを組む形となります。親の収入や借り入れ状況で医療ローンが利用できるか否かが決まります。

大学生や専門学校生など学生でもアルバイトをしていれば利用できる

下記の専門学校生は「20歳以上」「アルバイトなど安定した収入がある」ので、医療ローンの申し込みが可能です。アルバイト収入から見ると、9万円の整形費用であれば医療ローンの審査に通る可能性は十分にあります。

美容系専門学校に通う20歳の大学生ですが二重まぶたの整形を考えています。わかっていたつもりですが、やっぱり周りには可愛い子が多くて…以前から気になっていた一重まぶたにより、コンプレックスを感じるようになってきてしまいました。整形費用は大体9万円ぐらいみたいですが、一括で支払う余裕はないので、銀行の医療ローンを利用したいのですが大丈夫でしょうか?週に2日ほどアルバイトはしています。大体月で3~4万円ほどはバイト代をもらっています。

20歳 専門学生 質問より

専業主婦が医療ローン利用するなら配偶者貸付を利用する

専業主婦が医療ローンを利用する場合、安定した収入がないと判断されるため、本人名義では利用できませんが配偶者貸付という方法があり、配偶者貸付は配偶者に収入があれば利用できます。

収入の確認方法は信販会社で異なり、自己申告だけで済む場合もありますが、配偶者の収入を証明する書類(源泉徴収票や直近3ヵ月の給与明細など)の提出や、配偶者の勤め先に在籍確認の電話が掛かってくる場合もあります。

高須クリニックの医療ローン

高須クリニックの医療用ローンですが、高須クリニックの公式サイトでは情報が少なく、詳細が書かれていないため、高須クリニックに直接、確認してみました。高須クリニックは、信販会社はオリコをはじめ、数社の医療ローン(医療クレジット)を取り扱っており、金利は「9.0~13.0%」で案内しています。

取り扱っている信販会社や金利など、公式サイトを見てもわかりません

高須クリニックで30万円の医療ローンを利用した場合の利息(分割手数料)

高須クリニックで30万円の治療費を金利13.0%、分割回数36回の医療ローンで支払う場合の月々の返済額と利息(分割手数料)をシミュレーションしてみました。

項目計算結果
残金300,000円
実質年率13.00%
分割払手数料63,900円
分割支払額合計363,900円
支払期間2020年01月 ~ 2022年12月
支払回数36回
第1回目分割支払額10,400円
第2回目以降分割支払額10,100円

上記表の分割払手数料は利息と同じ意味で、治療費以外に支払う費用です。

整形費用が高額になれば、医療ローンの審査は通りにくくなる傾向がありますが、1回で数十万円、数百万円の整形をしなければ問題ありません。高須クリニックで整形した場合に掛かる治療費は数万円で済むものもあれば、数百万円まであります。整形にかかる治療費例を見てみましょう。

二重まぶた:埋没法
片目55,000円(税込)
両目99,000円(税込)
鼻:隆鼻注射(ヒアルロン酸注射)
ヒアルロン酸注射55,000円(税込)
長期持続型ヒアルロン酸注射シャープラインノーズ165,000円(税込)
耳:柔道耳(東京、横浜、名古屋、大阪のみ)
片側275,000円~550,000円(税込)
唇:ヒアルロン酸で唇を厚く(ふっくら・アヒル口etc)
ヒアルロン酸 1本110,000円(税込)
胸:豊胸手術(プロテーゼ抜き入れ)
当院にて入れたバッグの抜き入れ1,100,000円(税込)
他院で入れたバッグの抜き入れ
(東京、横浜、名古屋、大阪のみ)
1,650,000円(税込)

情報参照元:高須クリニック

湘南美容クリニックの医療ローン

湘南美容クリニックの場合は6つの信販会社の医療ローン(メディカルローン)を利用できます。利用できる医療ローンはオリコ、ジャックス、アプラス、セディナといった信販会社でローンです。

湘南美容クリニックのメディカルローンを取り扱うローン会社一覧
オリコ、ジャックス、アプラス、ヤマトクレジットファイナンス、フレックス(九州日本信販)、セディナ
情報参照元:湘南美容クリニック お支払い方法

フレックスの医療ローンについて

フレックスはフレックスローンという名前で「各地方の労働金庫協会(ろうきん)」「FLEX株式会社」で取り扱っている医療ローンです。FLEX(フレックス)株式会社は、1994年から医療ローンに特化したローン事業を展開しています。今では多くの医療機関と提携しています。

美容整形などクリニックの医療ローンは、資金用途を証明する書類、収入を証明する書類の提出が不要な場合が多い。(利用する金額によっては提出を促される場合もあります)

銀行の医療ローン(目的別ローン)について

銀行の医療ローンは、目的別ローンの中に医療費用に使う目的のローンとして医療ローンがあります。

銀行の医療ローンは「どんな治療にローンを使うのか?」など利用目的が分かる証明書類の提出が必要ですので、美容クリニックなどの医療ローンより手続きの手間は増えます。

銀行の医療ローンは低金利で利用できるのが特徴

銀行の医療ローンは、美容クリニックなどの医療ローン(分割払い)に比べて低金利で利用できるのが最大の特徴です。中でも千葉銀行(ちばぎん)の医療ローンは他の銀行医療ローンよりも低金利で利用できます。

千葉銀行の金利を見ると、信販会社の医療ローン(オリエントコーポレーション、アプラス)と比べて低金利で利用できます。さらに千葉銀行に整形費用に利用できるかを確認したところ、整形費用にも利用できるとの回答がありました。

銀行と信販会社の医療の金利比較表
取扱先ちばぎん医療ローンオリエントコーポレーションアプラス
金利年5.0~5.2%年6.0~13.2%年7.2~14.4%

高須クリニックと千葉銀行の医療ローンで生じる利息を比較

高須クリニックと千葉銀行の医療ローンで30万円利用した場合の利息を比較しました。同じ返済回数36回で比較すると、利息は「39,264円」の差が生じました。つまり、千葉銀行の医療ローンを利用できれば、利息は大幅に減らせることがわかりました。

30万円利用し毎月1万円返済した時の返済回数と利息の比較
借入先実質年率返済回数利息(分割手数料)
高須クリニックの医療ローン13.0%36回63,900円
ちばぎん医療ローン5.2%36回24,636円

千葉銀行の医療ローンは誰でも利用できない

千葉銀行の医療ローンは、千葉銀行の営業区域内に住んでいる人しか利用できないところが難点です。

千葉銀行の営業区域は千葉県、東京都(一部地域を除く)、茨城県、埼玉県(一部地域を除く)、神奈川県などです。また、整形を考えているクリニックが千葉銀行と提携していない場合、自分で千葉銀行の医療ローンを申し込んで契約手続きが必要です。

千葉銀行の口座を持っていない場合、医療ローンの契約手続きを窓口で行った場合は約2週間、郵送で契約手続きを行った場合は約1ヶ月かかります。

医療ローンの審査について

医療ローンの審査において、信販会社、銀行の医療ローンともに審査でチェックするのは「申し込み情報に虚偽やミスはないか?」「過去のローンで延滞、遅延、滞納など問題はなかったか?」「既に複数の他社ローンの契約、利用をしていないか?(3社以上)」「安定した収入の仕事に就いているか?」などの項目です。これらの項目に問題がなければ、医療ローンの審査には通りません。

医療ローンの審査に落ちるのはこんな人

  • 収入に対して、組むローンの金額が大きすぎる
  • 他社のローンから複数の借り入れをしている
  • 過去に自己破産など金融事故を起こしている

上記の状況に1つでも該当した場合は、医療ローンの審査に落ちる確率は非常に高くなります。

これは医療ローンに限らず、カードローンなどの審査では申込者が上記の状態か否かが必ずチェックされるため、上記の状況に1つでも該当する場合は、住宅ローン、教育ローン、カードローンなど、どんなローンでも審査に落ちる可能性は非常に高くなります。

収入に対し、ローンを組む金額が大きすぎる場合

収入(年収)に対し、医療ローンで借りたい金額が大きすぎる場合、審査に通過することは難しくなります。

信販会社のローンであれば、年収を証明する書類等の提出はありませんが、銀行のローンであれば、年収を確認する書類の提出が必要な場合もあり、年収の半分以下であればローンが組めると言われています。

例えば、一ヶ月のバイト代が3万円の人の場合、どのくらい借りられるのか?年収を計算してみましょう。

3万円×12か月=36万(年収)
36万円÷2=18万円(年収の半分の金額)

他でローンを組んでいない人であっても、18万円を超える金額を銀行の医療ローンで組むのは難しいと判断できます。

ご自身の収入(年収)はどのくらいあるのか?借りられる金額を把握しておきましょう。

頭金を用意し医療ローンで借りる金額を減らすことで審査落ちを回避する

頭金を用意し、医療ローンで借りる金額を減らすことで、審査に落とされる可能性を下げることも可能です。

これは頭金を用意することで医療ローンから借りる金額が減らすことで、整形費用全額を借りるよりもローンの審査に通りやすくなるからです。

特に借りたい金額が年収に対しギリギリの場合など、頭金を入れてローンに申し込みすることで審査に通る可能性を上げることができます。

他社のローンから複数の借り入れ(利用)をしている場合

他社のローンを複数利用している場合、新規でローンを組む場合も審査は厳しくなります。

目安としては4社以上から借り入れしている場合が該当し、複数から借り入れしている場合、年収に見合わないローンを組もうとしていないか?返済を踏み倒されるリスクはないか?返済の見込みがあるのか?貸し手側も慎重になります。

もし完済できるローンがあれば、先に支払いは済ませておきましょう。

カードローンやクレジットカードのキャッシング枠など、利用していないものがあれば、解約しておくのも一つです。

過去に金融事故を起こしている

金融事故とは過去にローンを利用した際、以下の経験がある人は金融事故を起こしている可能性があります。

  • 返済の長期延滞(61日以上 or 3ヶ月以上)があった
  • ローンの返済を踏み倒した
  • 自己破産等、債務整理をした

金融事故を起こしている場合、ローンの審査に通ることはほぼ不可能です。つまり、医療ローンの審査に通ることはできません。

銀行の医療ローンは審査が厳しい

銀行の医療ローンは低金利で借りられるのは魅力ですが、信販会社の医療ローンと比べ、審査は厳しく、通りにくい傾向があります。

銀行の医療ローンは好条件で借りられる分、貸し手側も慎重になることはもちろん、パート、アルバイト、学生だと審査通過は難しくなります。

低金利で借りられる=審査が厳しくなる理由

低金利で融資すればそれだけ、利息も減ることになるため、貸し手側からすれば、リスクヘッジをしにくくなります。

貸し手側からすれば、貸し倒れなどのリスクを考えると審査は慎重にならざるを得ないためです。

逆に金利が高いローンの場合、リスクヘッジも含めた金利で融資しているため、審査にも通りやすい傾向があります。

つまり、審査が厳しいか?はローンの金利から審査難易度を判断できるともいえます。

医療ローンの審査に勤続年数は関係する?

医療ローンに限らず、ローンを利用する場合、今の仕事に就いてどのくらい経つのか?勤続年数(在籍年数)も審査に影響します。

ただし、クリニックで契約する信販会社の医療ローンの場合、勤続年数は自己申告です。

勤続年数を証明する書類等の提出は必須ではなく、実際の勤続年数は確認されません(虚偽の申告は薦めません)。

医療ローンで繰り上げ返済や一括返済はできる?

医療ローンの中には繰り上げ返済(増額返済)ができない場合、一括返済を行ってもメリットがない場合があります。

繰り上げ返済は月々の返済額を増額して返済する、一括返済はローン残債分を一括で返済することを指します。

もし繰り上げ返済や一括返済を考えている人であれば、これから解説することは注意しておきましょう。

繰り上げ(増額)返済ができない医療ローンとは

クリニックで契約する信販会社の医療ローン(分割払い)で契約した場合、繰り上げ返済できない可能性があります

例えば、整形費用を36回払いで契約すると契約時に月々の返済額、支払う分割手数料(利息)が決まります。

「今月は余裕があるから増額返済をしたい」「増額して早くローンを終わらせたい(早期完済をしたい)」場合であっても、契約時に決められた返済額以上の返済ができません

もし繰り上げ返済を考えているのであれば、利用する医療ローンが繰り上げ返済できるのか?メリットがあるのか?事前にクリニックに確認しておきましょう。

医療ローンを一括返済したい場合はどうしたらいいの?

医療ローン(信販会社の分割払い)を一括返済する場合、ローンを契約している会社に「一括返済する」と伝えます。

一括返済する方法
  • 普段、返済に利用している金融機関口座から引き落とし
  • 信販会社の指定する口座へ振込にて返済する

例えば、信販会社(オリコ、ジャックス)であれば、引き落としされている口座から一括返済する場合、引き落としを希望する月の10日までに連絡が必要です。

一括返済するなら契約後、早期完済する以外にメリットはなし

医療ローンで一括返済を考えている場合、契約後できるだけ早いタイミング、早期に完済する以外、メリットはありません。

なぜなら、分割払いがスタートした当初はローンの残債(元金)は減らず、分割手数料(利息)の返済割合が多いためです。

どういうことなのか?以下、データをご覧ください。

分割払い(ジャックス)を利用し、早期完済した時のデータ
利用額324,000円
契約時の返済回数72回
分割手数料16,200円
早期完済したタイミング返済3回目(残り69回)
今まで支払った金額15,900円
元金充当額9,824円
早期完済による利息軽減額-10,124円
早期完済した時に一括返済した金額314,176円

契約時の分割手数料が16,200円、早期完済による利息が減った額が10,124円。

16,200円-10,124円=6,076円(支払った分割手数料)

72回払いのローンを組み、返済回数が69回残った状況で、早期返済しても分割手数料は約40%支払っていることがわかります。

これだけ早期に完済してもメリットが少ないため、1年ほど返済した後に一括返済しても「ローンの残債が思っていた以上に残っていた」という話はよく聞ききます。

一括返済すると事務手数料が発生する場合もある

また、医療ローンを一括返済すると「事務手数料」が発生する場合があり、ローンの残債を返済する以外、事務手数料などの費用がかかる場合があります。

事務手数料の有無、金額は信販会社により異なりますので、事前に確認しておきましょう。

一括返済すると解約手数料が発生する?

医療ローンを一括返済しても解約するわけではないため、解約手数料を支払う必要はありません

この解約手数料が必要となるケースとしてはローン契約ではなく、脱毛などで5回コースを契約した場合、途中でコースを「中途解約」した時です。

リゼクリニック 中途解約について

ややこしいですが、解約手数料は存在しないと考えてもらえばOKです。

カードローンを利用し医療ローンよりも利息を減らす方法

医療ローンより金利はやや高くなりますがカードローンであれば、繰り上げ返済(増額返済)や無利息サービスを利用できるため、医療ローンよりも利息を減らせる可能性があります

カードローンであれば、20歳以上でアルバイトをしている人(学生含む)はもちろん、パートをしているなど、安定した収入があれば利用できます

また学生でも親の承諾なしに利用することもできます。

カードローンを利用した時のメリット・デメリット

カードローンを利用する場合、医療ローンと比較した時に生じるメリット、デメリットを見ていきましょう。

カードローンのメリット
  • 学生でも利用可能
  • 増額返済で利息を減らせる
  • 信販会社の医療ローンと変わらない金利で利用できる
  • 融資に積極的なカードローンがある
  • 無利息で借りられるカードローンもある
  • 毎月の返済額が少ないカードローンもある
カードローンのデメリット
  • 銀行の医療ローンより金利が高め
  • ご自身でネットなどから申し込む必要がある
  • 増額、一括返済をせず最低返済額のまま返済すると利息が増える

銀行カードローンの場合、金利は高いといっても「年14.0~14.5%」で利用できるため、クリニックの医療ローンと変わらない場合もあります。

全国どこからでも利用でき、条件の良い銀行カードローンをピックアップ、金利やサービスの違いを見てみましょう。

銀行名借入限度額金利口座開設独自サービス
三井住友銀行カードローン10~800万円年4.0~14.5%不要WEB完結(※)
三菱UFJ銀行バンクイック10~500万円年1.8~14.6%不要特になし
みずほ銀行カードローン10~800万円年2.0~14.0%必要住宅ローンの利用で
-0.5%の金利引き下げ
楽天銀行スーパーローン最大800万円年1.9~14.5%不要入会(契約)で
楽天ポイント1,000ポイントプレゼント
※三井住友銀行の普通預金口座・キャッシュカードをお持ちなら、申込から契約までの手続きがWEBで完結。

つまり、医療ローンとカードローンを比べ、金利面で変わらない場合はカードローンを利用するメリットがあります。

カードローンを利用し利息を減らすには

カードローンを利用するメリットとして、増額返済で利息(=分割手数料)を減らすことができることです。

では、カードローンを利用し、増額返済することで利息はどのくらい減らせるのか?

低金利で知られる銀行カードローンをサンプルに支払う利息をシミュレーションしてみました。

銀行カードローンで増額返済した時の利息をシミュレーション

銀行カードローンで増額返済し完済した場合と、医療ローン(信販会社)で増額返済なしで完済した場合の利息を比較してみましょう。

比較するカードローンと医療ローンは、銀行のカードローン(楽天銀行スーパーローン)と信販会社の医療ローン(高須クリニック)で利用額は30万円、返済回数は36回です。

まずはカードローン(楽天銀行スーパーローン)で増額返済しない場合の利息を見ていきましょう。

高須クリニックの医療ローンと楽天銀行スーパーローンの利息差
項目高須クリニックの
医療ローン
楽天銀行
スーパーローン
金利年13.0%年14.5%
利用額300,000円300,000円
返済回数36回36回
1回目の支払い額10,400円10,326円
2回目以降の支払い額10,100円10,326円
支払う利息(分割手数料)合計63,900円71,734円
支払い総額363,900円371,734円

増額返済なしで完済した場合、金利が低い高須クリニックのほうが、利息(分割手数料)も少なくなります。

では、楽天銀行スーパーローンで毎月、15,000円返済していった場合をシミュレーションしてみます。

楽天銀行スーパーローンで30万円利用、月々15,000円で返済した場合
  • 返済回数:24回
  • 支払う利息合計:45,465円
項目高須クリニックの
医療ローン
楽天銀行
スーパーローン
金利年13.0%年14.5%
利用額300,000円300,000円
返済回数36回24回
1回目の支払い額10,400円15,000円
2回目以降の支払い額10,100円15,000円
支払う利息(分割手数料)合計63,900円45,465円
支払い総額363,900円345,465円

つまり、月々の返済額を増額し返済できれば、高須クリニックの医療ローンよりも「18,435円」利息を減らすことができます

またカードローンは一括返済ができますので、支払いの途中で残りのローン残高分を一括返済もできます。

カードローンで一括返済する場合、ローン残高に対し、前回の返済日から経過した日数分の利息だけの支払いとなります。

つまり、早期完済を考えている人であれば、カードローンでも金利条件の良い楽天銀行スーパーローンは使い勝手の良いローンと言えるわけです。

また、カードローンの中でも主婦が借りられるのも特徴です。

楽天銀行スーパーローン
  • 上乗せ、一括返済で医療ローンよりも支払い総額を減らせる
  • スマホから「かんたん申込」できる
  • 学生でも親の承諾なしに申込可能
  • 借りなくても楽天ポイントがもらえる
  • 毎月の返済は最低2,000円からと返済負担も減らせる
  • 専業主婦も50万円までなら利用できる

楽天銀行スーパーローンならクリニック等で案内される医療ローンと比較しても劣らない、ネット銀行ならではの金利&利用しやすさが魅力のカードローンです。また楽天会員であれば「楽天ポイント」が1,000ポイントもらえるなど、借りる以外にもメリットが多いカードローンのも魅力です。

楽天銀行スーパーローンの概要
発行会社楽天銀行
商品名楽天銀行スーパーローン
金利(実質年率)年1.9~14.5%
利用枠最大800万円
審査スピード最短翌日
返済方式残高スライドリボルビング返済方式D
借入条件年齢満20歳以上62歳以下の方で毎月定期収入のある方
契約期間1年毎の自動更新
遅延損害金19.9%
担保・保証人原則不要

審査に通りやすい消費者金融を利用するのも一つ

ローンの審査が通る自信がない、不安な人は消費者金融をチョイスするのも一つです。

一般的に金利の高い消費者金融のほうが借りやすく、審査の難易度は低めと考えることができるからです。

また大手消費者金融のカードローンであれば、医療ローンや銀行カードローンでは取り扱いの少ない、無利息で借りられるなど独自のサービスを提供しています。

大手消費者金融の金利やサービスの特徴
消費者金融名借入限度額実質年率融資まで土日融資独自サービス
プロミス 1~500万円年4.5~17.8%最短1時間30日間無利息*
24時間365日振込融資
カードレスキャッシング
レイクALSA 1~500万円年4.5~18.0%最短1時間60日or180日間無利息
カードレスキャッシング
アコム 1~800万円年3.0~18.0%最短1時間30日間無利息
SMBCモビット ~800万円年3.0~18.0%最短即日カードレスキャッシング
アイフル ~800万円年3.0~18.0%最短即日30日間無利息
カードレスキャッシング
※プロミスの無利息期間は初回借入日からスタート、他は契約日翌日から無利息期間がスタートします

借りる金額によっては金利の差ほど、利息の差は生じない

消費者金融の金利は、医療ローンや銀行カードローンよりも高いですが、借りる金額次第では、そこまで大きな利息の差は生じません

では、高須クリニックの医療ローンと消費者金融の中でも金利が低い「プロミス」で利息を比較してみましょう。

高須クリニックとプロミスの返済額と利息
利用先金利返済回数利用金額毎月の返済額利息を含めた
返済額合計
高須クリニック年13.0%11回100,000円9,600円
(初回のみ10,620円)
106,620円
(利息分は6,620円)
プロミス年17.8%11回100,000円9,919円108,913円
(利息分は8,913円)

10万円借りた場合で完済するまで、高須クリニックとプロミスで支払う利息差は「2,293円」、そこまで大きな利息差は生じないことがわかります。

増額返済することで、さらに利息を減らすことも可能

さらに利息を減らしたければ、銀行カードローンと同様に毎月の返済額を増やすことで支払う利息を減らすこともできます

例えば、プロミスで毎月15,000円返済した場合を見てみましょう。

会社名金利
(実質年率)
利用金額返済回数毎月の返済額利息を含めた
返済額合計
高須クリニック年13.0%100,000円11回9,600円106,620円
(利息分は6,620円)
プロミス年17.8%100,000円8回15,000円106,078円
(利息分は6,620円)

このように増額返済を併用することで、金利の差はそこまで影響せず、利息を減らすことも可能です。

長期間無利息で借りられるカードローンで利息を減らす方法

長期間無利息で利用できる「レイクALSA」であれば、返済回数次第では医療ローンより利息を減らすことが可能です。

借入額
(返済回数12回)
プロミスレイクALSA高須クリニックの
医療ローン
30日間
無利息
(通常金利17.8%)
60日
無利息
(通常金利18.0%)
180日
無利息
(通常金利18.0%)
金利13.0%
50,000円3,834円3,060円1,097円3,590円
100,000円7,779円6,228円4,998円7,180円
200,000円15,562円12,460円15,036円14,360円
300,000円23,861円19,200円24,043円28,720円
500,000円40,452円32,673円44,116円35,900円

短期間で完済したい、早期に一括返済を考えている人なら「レイクALSA」を利用するのも一つでしょう。

レイクALSA
レイクALSAの概要
発行会社新生フィナンシャル株式会社
商品名レイクALSA
金利(実質年率)年 4.5~18.0%
利用枠1万円〜500万円
審査スピード最短60分*
返済方式・残高スライドリボルビング方式 
・元利定額リボルビング方式
借入条件年齢満20歳以上70歳以下の方で毎月定期収入のある方
契約期間1年毎の自動更新
遅延損害金(実質年率)20.0%
担保・保証人原則不要
※ WEBで申し込んだ場合、21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込可能 (一部金融機関および、メンテナンス時間等を除く)

まとめ!医療ローンの選び方

整形をする際に医療ローンを選ぶポイント
  • 申し込み時の手間や審査の通りやすさで選ぶ
  • 繰り上げ返済や一括返済を考えている人は選ぶローンも慎重に
  • 金利の差は繰り上げ返済(増額返済)でカバーできる可能性あり
  • 医療ローン以外、カードローンも視野に入れてみる

医療ローンであれば、低金利で利用でき、一括返済や繰り上げ返済も可能な銀行の医療ローンが適していますが、審査が厳しいのが難点です。

銀行の医療ローンより金利は高くなりますが、審査の通りやすさでいえば、クリニック等で案内される医療ローン(分割払い)です。ただし、繰り上げ返済(増額返済)したい人や一括返済をしたい人にはそこまでメリットはありません。

一括返済や繰り上げ返済を考えている、審査に不安がある人であれば、医療ローンの代わりにカードローンの利用も視野に入れてみましょう。